進行月の天秤座イングレス

今日、2年降りにプログレスの月が新しい星座にイングレスしました

これによって、気分的にはこれまでとのかなりの相違が出てくることになるのではないかと感じられます

実は出生の月は天秤座の24度にありますので、進行の月が26年降りに自分のサインに戻ってきたことになります

前回天秤座に進行月がイングレスしたのは28年近く前ということになりますけれども、ちょうど学校を卒業して社会へ出た時期と符合していました

天秤座に進行の月がイングレスした時にはじめて社会へ出たというのは、天秤座というサインの性質を考えますと、実に意味深いものが感じられます

そして、今から半年前の乙女座24度に進行月があった際に社会を早期リタイヤすることになりました
このわたしの退職した日には、進行の月と進行のMcとが乙女座24度にてちょうど合していたということもありました

また、進行月関連では、昨年11月下旬に満月を迎えたばかりであるという、非常に進行月関連のイベントが相次いでいる最近の状況であるとともに、同時に環境の大きな変化というものを体験しているところです

そして、今日から新しい2年の天秤座期間の始まりということになる訳ですけれども、前回のイングレス時に入った社会を、今回のイングレスの直前にリタイアしていたということは、ひとつの考え方としては、これからはじまる何らかの社会と自分のとの新しい関わり方をスタートさせるために、これまでの古い関係性が精算されていたのだ、と考えることもできようかと思われます

何れにしましても、このイングレスは人生の心理的側面に対して、多大な影響を及ぼしてくるものになるだろうと予感されます

特に、先月あったソーラー・リターンにおいても、今年は他者との関わりが出てくる事が強調されていましたので、かなりの環境変化が起こってくるのではないか、ということが予想されるところです

では、どのような傾向の事柄に対して心理的関心が向かっていくことになるのか、ということにつきましては、まず、サイン全体の潜在的可能性を表している天秤座の1度のサビアン・シンボルについて、いつものようにルディア版で確かめてみたいと思います

(LIBRA 1 °): IN A COLLECTION OF PERFECT SPECIMENS OF MANY BIOLOGICAL FORMS, A BUTTERFLY DISPLAYS THE BEAUTY OF ITS WINGS, ITS BODY IMPALED BY A FINE DART.
(私訳):多様な生態系の完璧な標本として、蝶が美しい羽を見せながらピンでその身体が留められている。

一つの存在の完成形というものがここに示されているのだと感じられます
自己というのは、それ自体がそもそも完成されたものである訳ですけれども、それが客観的に表現されている状態に至ることが必要となります

社会における自己実現の形が、自分の想い描く理想形として、まずはビジョン化されていることが必要である、ということになります

それは自己が客観的に評価される形である、ということも言えるでしょう

天秤の名が表すとおりのバランス感覚によって、社会の美的・道徳的基準に自分を合わせる、という方法が最も普遍的なあり方としてあるでしょう

しかし、独創的な自己の在り方というものが社会のスタンダードとなる、という方向性のあり方もまた考えられるのではないかと思えます

世の中には規範となる人物が常に必要とされていて、大多数の人々は規範的人物を真似ることで自己の存在価値を表現しようとするからです

その場合、自分自身が天秤すなわち社会の基準によって測られる存在となるのではなく、自分自身がひとつのスタンダードな型としてメジャーとなる、つまり価値基準としての天秤そのものになるのだ、ということになるのではないかと思われます

天秤座は社交性を表しますけれども、単純に人と交わるのが好きという訳ではなく、多くの人と関わりながら、対象となる人々に厳しく好悪の判断をつけ、そして良いと感じられるものを自分自身の表現または価値として取り入れていく、というのがその本質的なあり方ではないかと感じられます

最終的には、自分自身がサビアン・シンボルの示す完璧な蝶の標本として完成され、人から評価されることを期待している、ということができるのではないでしょうか

そうなりますと私の場合は、社会に合わせるというあり方には既に失望しリタイアしていますので、自らのあり方を世の中に提示していく、という方向性しかなさそうに思われます

生き方のスタイルという意味では、わたしは社会から離脱することによって、標準的な社会でのあり方というものを真っ向から価値がないものとして否定している訳です

そこで自分なりの生き方や考え方を、ひとつのパターンとして提示して、それが誰か他の人の参考とされるというようなことが考えられるかと思います

天秤座が示す人との関わりというのは、人と一切関わらないという形で、かえって独創的なものが他の人々に提示され影響を与えることになる、といったパターンのものもありえるのだろうというになります

そもそもリタイアするに際しての自分の意識の中には、組織に隷属してあくせくしなくてもよいような、新しい生き方の標準的なあり方というものを、家族もいない身軽な自分がまず率先して他の人達に示してあげたい、というような気持ちがありました

何ら才能も資力も持ち合わせていませんし、相変わらず何の結果も出せていないのですけれども、今年は一つの正念場となるのかも知れません

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