タロット備忘録(20181202)

昨日の朝引いたもの

上位に愚者

下位の左にカップの9、右にワンドの9

9は最大の奇数であるとともに一桁の最後の数であるので、最高のもの、究極的なものを暗示させる一方で、同時に強く終局をも意識させる数字です

上に愚者が出ていますので、下の二枚の9は何れも何かを手放して、愚者の示す「空」の状態に帰する方向性を示しています

受容的な位置である左側に受容的なスートであるカップの9が出ており、これはこれまで抱いていた感情を手放し、感情欲求をより昇華された高次のレベルに引き上げること、つまり低次の人間的欲求を手放して、より高次の精神的欲求に目覚めることの必要性を暗示しています

右側の能動的な位置に出た能動的なスートであるワンドの9については、一般的には我武者羅にがんばらなければならない状況とともに、それまでの努力を一旦放棄しなければならないような状況という、双方の内容を暗示するでしょう

つまりは必至に生きることが必要な局面であるとともに、抗うことを放棄し、生きることに対する諦観を持つような、両極端の相反的な内容を持ち合わせています

この辺は9という数霊が、能動的な奇数の極み的存在としてある一方、3で割り切ることができるという偶数的な受動的要素を持ち合わせた、両性具有的な特質を持っていることに通じています

今回の場合は勿論、それまでの人為的な努力を一旦手放すことで、愚者的な「空」の、要するに純粋なエネルギーの次元に物事を一旦還元することの必要性を示しており、極端な言い方をすれば生きることを一時的に放棄するようなことが求められている、とも受け取ることができます

これらの9の数霊と愚者のカードが共同して示しているものは、人為的なはからいは何れ壁にぶち当たるものであり、この壁を突破するためには、一旦それまでの努力や方向性を手放すことが必要であることを示しています

人智によるはからいは意識的な努力であり、それは水平的な拡張をもたらしますけれども、一定のレベルに達するとそのステージにおける向上の限界点に至ります

そして、次のステップは次元を上に乗り越えるような垂直的進歩が求められる訳ですけれども、そうした未知の次元へと跳躍するためには、それまでいた次元における価値観や意識の持ち方、努力の方向性といったものを一旦捨て去らなければなりません

それは古い自己を捨て去って新たな次元に生まれ直すということであり、脱皮をして自己を新生するということです

既知の世界から未知の領域に至ることは、人はそれを通常待ち望んでいるにも関わらず、古い自分を捨て去ることへの恐れから躊躇いが生じることが普通であり、安易な閉ざされた、見通しがよく既知のものだけに囲まれた狭い世界に留まり続けることを選択しがちです

自己の中に次元上昇的な変化を経るには、愚者が示すような一切の形のない無形の本源的なエネルギーの世界に一旦没入しなければならず、そのことはある意味で自我の一時的な死を意味するとも感じられるでしょう

このカードの配置からは、物事に対する執着を手放したとき、人は真に望んでいたものをはじめて手にすることができる、ということや、頑張ることをやめた時、すなわち意識的な努力の限界点に達してそれ以上の努力を諦めた時、今度は無意識に主導権が切り替わって、超えようとして超えられなかった壁をすんなり乗り越えることができるようなことが起きうる、というようなことを考えたりしたりしました

昨日は具体的には神社を巡ったりなどして過ごしましたけれども、神社のような空間に足を踏み入れることは、ある意味では愚者の世界に足を踏み入れるようなことと通じているとも考えられるところです

 

 

 

 

 

 

(カード出典)CBDマルセイユタロット by ヨアヴ・ベン・ドヴ www.cbdtarot.com

 

 

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