「冬至」&山羊座・蟹座1度の満月 ~冬至図と改元との関連性~

今朝、冬至を迎えました

これから寒さは一段と増していくとは言うものの、太陽の高度という点から言えば、今日からは日が少しずつ長くなり出すということであり、正に陰極まって陽転ずる、つまり一陽来復の大変にお目出度い瞬間です

そして、明日の日付になると直に今月の満月を迎えますけれども、こちらは5度連続で迎える各サイン1度の満月の2回目ということになります

①2018年11月23日 射手座1度 「小雪」
②2018年12月23日 山羊座1度 「冬至」
③2019年 1月21日 水瓶座1度 「大寒」
④2019年 2月20日 魚 座1度 「雨水」
⑤2019年 3月21日 牡羊座1度 「春分」

冬至と言えば冬至図ですけれども、冬至は新しい太陽の復活の時であり、個人的には精神的な側面や意志の志向性に関しては、向こう一年間の世の中全体の傾向を表すのではないかと感じています

それに比して春分図では主に現象世界的な側面が表れると思いますけれども、どちらをより重視するかというのは、その人の生き方として精神的成長と物質的な消長のどちらに重きを置いているかによって異なってくるものではないでしょうか

(参考:昨年記事より)

西洋占星術では春分図を一年のスタートと考えますけれども、個人的には霊的な流れは冬至において生じ、それが物質や現象の世界に顕現し始めるのが春分点であるのではないか、と考えます。

見えない心霊的な世界を本位として生きる人にとっては、氣や霊の段階からものごとがスタートするのだと認識されているのではないかと思います。
一般的には、形に兆してきたものが重要視され、それが現実として認識されるのですけれども、スピリチュアルな視点においては、形として兆す段階においては既に物事が決しているのであって、それ以前の心の中で形成されるエネルギーの内容にこそ、本質的なすべてのものが含まれている、と認識されるのではないでしょうか。

ですからこの冬至の瞬間に、魂の世界において、どういうものが新たに生じて来るのか、ということを知ることが大切であるのではないかと常々考えております。

シュタイナーはその著「魂のこよみ」において、「聖夜の情景」と特別に副題が付された、春分から第38週目の詩文として次のような内容を記しています。

私は 魔法を解かれたかのように 魂の胎内に 子なる霊の存在を感じる。(後略)」
※ちくま文庫「魂のこよみ」より抜粋

ちなみに昨年2017年の冬至では、この瞬間に土星の山羊座イングレスが重なっていた点が非常に特徴的であり、この1年間において、世界は来たるべき2020年に山羊座に冥王星、土星、木星が集合するとともにそれぞれが合する極めて強力なグレート・コンジャクションの節目を迎えますけれども、そこへ向けた準備が世の中全体で着々と意識化されているのではないかと感じられます

ちなみにグレート・コンジャクションは200年の間連続的に同じエレメントで生じますが、2020年は次の風のエレメントにおける200年間を本格的に迎えるという、非常に長いスパンの時代の転換期となります

来年の冬至図では、いよいよ冥王星と土星に加えて、木星も山羊座に入った状態で冬至を迎えることになります

2020年前後には人類の歴史上極めて大きな変革が生じる可能性が高いので、そうした中期的なスパンを踏まえた上でないと、これからの1年間について物を言う訳にも行かないだろうと感じられます

さて、今年の冬至図におきましては、やはり特徴的なのは上昇宮が山羊座であり、太陽、土星、冥王星が山羊座の1度、11度、21度というように、サイン30度を3分割した10度ずつのデーカンのそれぞれの最初の度数で綺麗に並んでいる点に極めて意味深いものが感じられるところです

1という数霊はスタートや再起・再出発とういうような暗示との関連を持つ訳ですけれども、昨年の冬至で意識され始めたものについて、その実行や着手についてより明確に意識化されてくる流れがあるように感じられるところです

社会の枠組みや保守性、伝統主義的傾向などを表す山羊座の中の1に関わる3つのすべての度数に、太陽、土星、冥王星のそれぞれが位置取っているという辺りは、太陽が国家のアイデンティティを示し、土星は社会の伝統や歴史や社会体制、冥王星は根底からの変革や再生を表すことから、国や国民全体の意識に強い根本的変革の志向を促しそうですけれども、これは5月1日に年号の改元を迎える日本にとって、非常に意味深い配置とも考えられ、総てが刷新されて、新しい国家として再始動する機運が漲るような流れへとつながっていくのではないかと感じられるところです

日本という世界においても比類無く長い歴史を持った国家において伝統というものの意味を考える時、常に思いますのは、日本というのは流れる水の如く、時代によって実に柔軟に体制の在り方を変えることができたことこそが、このようにひとつの国家が極めて長い歴史を持つに至った理由の最たるものではないかと感じています

つまり、日本というのは短期的スパンで考えますと割りと保守的に見えるのですけれども、長期的に眺めてみると時代の変化に応じて実に柔軟に変化しながら成長していける非常にリベラルな素質を多分に持っており、そのように柔軟に変わり続けながらも、それでいて何故か日本としてのアイデンティティが失われることがありません

これは社会体制という社会の枠組みのような国家の外枠的な在り方に対してよりも、日本人としての精神的な在り方という、より普遍的な次元における国民的意識が、国の根底にある本質部分として無意識的に強く捉えられているからではないかと感じられ、物質にも霊が宿っていると感じるような精神主義的傾向の強さが、災害大国と呼ばれ、長い歴史の中で戦災のような人為的災害を含め、幾度も灰の中から蘇るような不死鳥の如き強さを発揮できる腰の強さとして表れているようにも感じられます

次の風の200年間の本格的幕開けが控えていることを考えますと、2020年前後に起きるであろう人類規模の一大変革に際して、日本にも相当大きな変革が起きるだろうと感じられますけれども、日本という国がこれまで変わり続けることによって悠久の歴史を築き得たということを考えれば、やはり日本は世界のどの国よりも先駆けて大きく変わることになっていくのだろうと感じられます

時代の大きな変革期において、古い体制に完全に自己同一化してしまっているような国については、結局滅びてしまう他道はないでしょうし、国としての歴史が数十年とか数百年レベルの国家というのは、次の風の時代の200年の間になくなってしまっている可能性も十分にあるだろうと感じられます

太陽が12室にあり、ほぼ4室カスプ上にある天王星とタイトなトラインである辺りは、日本人それぞれが抱いている国家像によい意味で大きな変質があるものかも知れません

日本というのはおそらくその建国以来から、家族主義的なあり方をしてきたのだと思いますし、それは天皇家という権力の象徴としてではない精神的な統合の象徴が存在し続けたことによることにもよるのでしょうし、反対に日本人のメンタリティが反映された結果としてそのような国家体制が成立してきたということなのかも知れません

実際の権力を握っている方の体制というのは、歴史的に考えればさほど長いスパンで同じ形で存在できるものではなく、むしろ常に権力闘争に明け暮れながら、時代と共に変わり続けなければならない性質のものです

通信ネットワークや移動手段の発達などによるボーダーレス化などの影響もありながら、依然として国家体制というのは本質的な部分で新時代からの要請に対してまったく適応できておらず、おそらく国家のあり方というのは、仮想通貨などの存在なども考え合わせれば、近いうちに極めて大きな根本的変質を迫られることになるのでしょう

今後は人類全体を家族と捉えるようなボーダーレスな考え方に明確にシフトしていく可能性も考えられますけれども、日本の今日の冬至図においては12室に太陽があるということを考えれば、ネットなどを媒体として日本人の集合的意識が見えないところで国家的な纏まりを形成していき、実際の政権運営にも多大な影響を与えるようなことも考えられなくもないかも知れません

冬至図で二つ目に気になるのは、11室で射手座10度でピッタリと合している木星と水星なのですが、これなどは11室は地域団体や地方自治体を表しますけれども、ずばりネット社会と解してもいいのでしょうし、そこで水星の表す情報伝達が木星によって大いに盛んになっていることを考えれば、ネット上の市民社会の議論が極めて活発な活動をすると読んでもいいように感じられ、上で見た考察ともピッタリと符合してくる内容として捉えることが可能になります

射手座10度のサビアン・シンボルは「(SAGITTARIUS 10 °): A THEATRICAL REPRESENTATION OF A GOLDEN-HAIRED GODDESS OF OPPORTUNITY. (私訳)出番の金髪の女神の芝居がかった演技」ということで、これは射手座の持つ大袈裟で鷹揚な態度がやや滑稽な形で誇張化されたイメージですけれども、木星にアクティベートされた言論コミュニケーションがかなり白熱して世間を騒がせることにつながりそうなイメージを連想させます

最後に、時を同じくして山羊座1度の太陽とそれに相対する蟹座1度の月との間でおきる満月につきましても、冬至とリンクしてくる可能性の強いイベントとして見てみたいと思います

(CAPRICORN 1 °): AN INDIAN CHIEF CLAIMS POWER FROM THE ASSEMBLED TRIBE.
(私訳):インディアンの酋長が種族の集まりで権力を主張する。

(CANCER 1 °): ON A SHIP THE SAILORS LOWER AN OLD FLAG AND RAISE A NEW ONE.
(私訳):船上の水夫が古い旗を降ろして新しい旗を揚げている。

これらの対になる山羊座と蟹座の1度によって形成される軸によって相互補完されるべき内容につきましては、夏至の際に書いた考察を以下に引用します

(CANCER 1 °): ON A SHIP THE SAILORS LOWER AN OLD FLAG AND RAISE A NEW ONE.
(私訳):船上の水夫が古い旗を降ろして新しい旗を揚げている。

ここで表現される重要なメッセージ性を持つものは、とであると感じられます

船も旗も共に家族的な団結性と極めて親和的であり、古い旗を降ろして新しい旗を揚げるという部分は、単に旗を掲げるという行為の強調ということに過ぎないように感じられます

というのは生き方に関する同一の信念や信条を持った者同士が、その同じ旗の下に集うための団結の象徴であるということが言えます

同じ信念の下に苦楽をともにする集団が、ひとつの船に乗り込んで共通の目的地を目指して航海をするといったことがイメージされ、そのような家族主義的な生き方というものが高らかに宣言されるのがこの蟹座1度のポイントであると言えるのではないかと感じられます

家族というものは一義的には血縁的なつながりを有した者同士について言いますけれども、広義には生き方に関するその集団固有の信念が共有され団結している状態ということでもあります

同一の目的のために生死を共にするようなことを血の結束などと言いますが、赤の他人同士であっても同じ血が流れていると感じられるような感覚はあり、最近の言い方では同じ遺伝子=DNAを持つとか、誰々は誰々の遺伝子を受け継いだ、というような言い方の方が好まれて使用されているようです

ともかく、血縁はなくとも人間同士は生死を共にするレベルで信念や生き方を共有すれば家族的関係となり、一方で血のつながりはあっても、その家族の主義や信条に反する者は、お前はもうこの家の人間ではないと勘当され絶縁されるようなことになります

人間にとっては単なる血縁などよりも、信念の共有といったものの方により高い価値がおかれて然るべきものであり、そこでは夢やロマンというものが共有されています

蟹座1度に180度で対向する山羊座1度のサビアン・シンボルは次のようなものです

(CAPRICORN 1 °): AN INDIAN CHIEF CLAIMS POWER FROM THE ASSEMBLED TRIBE.
(私訳):インディアンの酋長が種族の集まりで権力を主張する。

蟹座においては志を同じくする者同士の結集が見られ、そこでは個々が比較的に対等な価値を持っていますので、全体が個のために犠牲になるような奉仕精神が必要とされます

けれども、山羊座においては旗の代わりに、権威や権力というものが中心となって集団が組織化されることになり、ここでは反対に個は全体の中で埋没して没個性化し、犠牲的な貢献が求められることになります

ここでは突出したリーダーという中心的存在や組織の現実的で合理的な目標というものが絶対視されることになり、それらの前で個は組織の歯車的な存在として見なされ、人間的な中身よりも成績や成果による組織への貢献度合いが最重要視されることになります

蟹座において重視される血によって代表される人間的な要素や個性というものは、山羊座的な無機質な機械的組織の中では全体の機能性や効率性を損ねるノイズとして抑制・排除されることが必要となってきます

このように蟹座と山羊座は、その中心的な原理においてまったく相反する本質を持っている訳ですけれども、家族というものも生計をはじめとする組織的経営というものが成り立っていなければ持続できませんし、社会的な組織というものも、本来的には個々人の安全・安心や幸福の実現の最大化ということが標榜されていなければならないものの筈であり、そのような意味においては両者は完全に補完し合う関係性にあるのだと言えます

社会的組織は家族主義的要素を損なわないように配慮することが必要であり、家族においては生計基盤を確かなものとし、個々が役割分担を行うという組織性を意識することが必要となり、二つの相反する原理の相互補完によってそれぞれの理想的在り方がはじめて達成されるのである、ということが言えるでしょう

蟹座1度の定位置はホロスコープのIC=天底であり、人生における個としてのもっとも大切な願望がそのポイントにあり、それは心を許し合った家族的関係の中でしか共有し得ないような性質のものです

あなたの人生を航海に喩えるとしたら、あなたの乗る船に掲げられるべき旗は一体どのようなものでしょうか

あなた自身の旗印が明瞭でなければ、あなたの下に真に心許せる仲間が集うことはないでしょう

あなたは普段の社会的な活動に振り回されて、自分自身の夢をすっかり忘れ去ってしまっているかも知れません

社会的なステータスや十分な収入を得たとしても、それは社会の中で生存していく上での確実性や優位性を与えてくれているに過ぎず、個としてのあなたを真に満足させることはないのではないでしょうか

定年後に生きるモチベーションを喪失してしまうというような方というのは、社会的活動にかまけて自分自身の旗印をすっかり見失ってしまい、没個性的に組織の部品として機械的な生き方しかして来なかったのだ、ということになります

人間が真に夢を持ち得た時には、志に共感してサポートをしてくれる仲間的な存在というのが現れるのが普通のことのように思われます

そうしたことに関連した明言としては、次のジョン・レノンの言葉がとても有名ですね

“A dream you dream alone is only a dream. A dream you dream together is reality.”
「君がひとりで見る夢はただの夢にすぎない。でも、みんなと一緒に見る夢は現実になる。」

しかし、本来、夢というのは一切の現実的妥協を排除した絶対の孤独の中にいてはじめて持ちうるものである、ということも言っておきたいと思いますし、簡単に共有できる夢というのはそれなりのものでしかない、ということもまた真実であるかも知れません

自分の夢が見いだせない人は、誰かの夢に共感するのでもいいかも知れませんけれども、その場合には実際的なサポートをすることで、はじめてその夢を自分が共有できるのだ、ということが忘れられてはならないでしょう

何れにしましても、自分にとっての夢が何なのかをハッキリと見いだしておくことは、喩えそれが自分自身のものではなかったにしろ、人生を生きがいのあるものとするためには必要欠くべからざることと考えられます

要するに夏至と冬至の起こる線上で満月となる訳であり、今回の満月は冬至図で見た流れとも密接にリンクしてくる大変強い影響をもたらすものであるように感じられます

つまり「日本丸」に掲げる新しい旗印として何を掲げればいいのか、というようなことが冬至図の木星と水星の合で活発化する言論コミュニケーションの一番の話題になってくるであろうということであり、いよいよ間近に迫ってきた改元時期を控えて、それはむしろ当然の流れとしても感じられるところです

ということで冗長になりましたが、今回はこの辺で

「小雪」射手座イングレスと射手座1度の満月

 

 

 

 

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