仮想通貨が基軸通貨となる日 米ドルと冥王星イングレス

第2次世界大戦以降にアメリカ合衆国ドルは世界の基軸通貨となって現在に至っています

そして、全米12の連邦準備銀行を統轄して、公定歩合や支払い準備率の変更、公開市場操作の方針決定など、アメリカ金融政策を担っているのが米連邦準備理事会(Federal Reserve Board)、即ちFRBとなります

そのアメリカの連邦準備制度の説明を、以下にWikipediaから引用させていただきます。

ドルは中央銀行なしで70年以上存続したが、このため通貨供給量の調節に不備が生じ、1907年恐慌を引き起こすこととなった。このため、再度中央銀行の創設が叫ばれるようになり、1913年には連邦準備制度が成立して合衆国に近代的な中央銀行が成立することとなった。このときドルの発行は各市中銀行による発券から、連邦準備制度による集中管理によって各地の連邦準備銀行が発行する現在の形となった。

 

要するに、現在の形で連邦準備制度が集中管理する形でドルが発券されるようになったのはこの時からであり、現在の形のドルが誕生した時であると考えてもよいのではないかと考えます

この1913年7月に、冥王星は蟹座にイングレスをしていました

米ドルに関する続いての大きな出来事は金本位制度の廃止になります。

アメリカ合衆国大統領リチャード・ニクソンは、1971年8月15日にアメリカ合衆国ドルととの兌換停止を電撃的に発表し、アメリカ合衆国ドルは金本位制を放棄し、管理通貨制度へと移行した。

 

先の大戦の後、ドルは世界の基軸通貨となっていましたが、ニクソン・ショックを皮切りにして、アメリカは米ドルと金との兌換停止を発表し、世界的に金本位制が廃止される流れとなりました

この1971年10月には冥王星は天秤座にイングレスしています。

蟹座、天秤座とも12星座の中でも主要な活動サインである4つの星座の中の2つであり、蟹座1度と天秤座1度は90度のスクエアの関係になります

わたしが思いますには、1913年にFRB管理のドルが誕生した辺りから、通貨というものは冥王星的な性格を色濃く帯びてきたのではないか、と感じます

それは、お金がすべてを支配し、すべてのものを活かすも殺すも金次第という世の中へと完全に移行し、人間が経済的動物として企業の家畜や奴隷、生産手段としての機械と化していくような傾向が本格的に生み出されるようになったのではないか、ということであり、それらの内容は冥王星と貨幣が強くリンクしはじめたことをイメージさせる、と感じさせるということです

次の活動サインは山羊座となりますが、2008昨の11月冥王星は本格的に山羊座にイングレスをしました

では、この時には貨幣にまつわるどのような歴史的出来事があったのでしょうか

サトシ・ナカモトラテン文字表記: Satoshi Nakamoto)は、ビットコインプロトコルと、そのリファレンス実装であるBitcoin Core (Bitcoin-Qt) を作ったことで知られる人物の称する氏名。本名であるか、そもそも個人であるかどうかを含め、正体は不明。2008年、metzdowd.com内の暗号理論に関するメーリングリスト[1]に電子通貨ビットコインに関する論文を発表し始めた

 

そうです、ナカモト・サトシと名乗る人物が、仮想通貨ビットコインに関する考え方を世間にはじめて論文の形で発表したのが、この2008年の11月でした

ちなみに山羊座1度は、蟹座1度と180度真反対の位置、天秤座とは90度のスクエアという位置関係にあり、占星術的には非常に重要な意味を持ちます

占星術のアスペクトの考えを援用して深読みすれば、仮想通貨はFRB管理ドルに対する批判的精神を持つものとして、ドル誕生の瞬間に対向する180度の位置に冥王星が来た時に世間に発表されました

また、同じく仮想通貨は、金本位制がアメリカによって放棄され、政府によって無制限に通貨が発行されるようになってしまったことがもたらす経済的な大きな矛盾に対する反省として、金本位制が放棄された時と90度のスクエアに位置する時に世に考えが示された、ということになります

この仮想通貨の論文においては、電子貨幣を実現する上での「二重使用問題」という課題を解決するため、ブロックチェーンというシステムを使いP2Pでやりとりされる、改ざんされる恐れのない非管理型の仮想通貨が提案されるとともに、それは発行上限を設けるものとして提案されました

現在、千を超える種類の仮想通貨が出回っていますが、この冥王星が山羊座にイングレスしたタイミングで世に示された考え方には、歴史的に極めて重要な意味合いが込められているとの前提に立てば、非管理型でないものや発行上限を設けないものなどは、真の仮想通貨と呼ぶべきものではないのかも知れません

これはまったくの私感に過ぎませんけれども、現在のような中央政府に管理される管理通貨制度の下では、戦争というものが必然的に惹起される経済構造、そして、格差社会が必然的に形成される社会構造、規模拡大しながら繰り返されるバブルとその崩壊などが構造的に産み出されるとともに、今では古くなった時代の社会経済構造の枠組みを、不必要に引き続かせている元凶となっているのではないか、と考えます

以前の仮想通貨に関する記事にも書きましたように、仮想通貨とは、これまでの貨幣という枠組みを超えた、人類の新たな思想であり知性である、と感じます

仮想通貨の基本的コンセプトや技術が通貨以外にも応用されれば、個々の人間の自由な活動に対する中央政府の関与を最低限のレベルにまで引き下げることができるとともに、国民が負っている税負担をも大幅に軽減させることができるようなことが、その可能性としてあるのではないかと感じられます

まずは各地域ブロックの中で徐々に構築され実現されていくことになるのではないかと思いますけれども、様々な公的な社会サービスが、中央管理的な組織の関与を最小限にしか受けない形で、提供されることになるのではないか、と感じます

仮想通貨が基軸通貨となるということは、そうした事柄を比喩的に言い表した言葉です

2020年の風の時代への移行を念頭に置きますと、近いうちに戦争などの混乱も経ることにはなるかも知れませんけれども、おそらくはこの2,3年のうちにも、新たな社会の構想が、人類の間で明確化されていくことになるのではないかと感じます

 

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