眞子内親王殿下のサターン・リターンとグレート・コンジャンクション

はじめに

本日12月15日の午前1時過ぎに地球の裏側で皆既日食となる今月の新月が射手座24度で生じたところです

半年前の蟹座1度での日食の後は、日本や中国においては史上例を見ないレベルの水害に見舞われたところですけれども、「小屋の入り口にとまっている青い鳥」という射手座24度の比較的楽観的な印象のサビアンシンボルで迎える日食は、グレート・コンジャンクションと相俟って、一体どのような浄化作用をもたらすことになるのでしょうか

人間の幸福追求のあり方について、何か見直しを迫られるような出来事があるのかも知れません

眞子内親王殿下のサターン・リターン

さて、3年近く前にも一度触れていたのですけれども、来週のグレート・コンジャンクションの起きる位置とほぼ同位置に出生土星をお持ちである眞子内親王殿下は、グレート・コンジャンクションとほぼ同時にサターン・リターンをお迎えになられることとなっております

 

このサターン・リターンに先立ちまして、先月半ばに眞子内親王殿下はご結婚に関するご自身のお気持ちを発表され、それを受ける形で秋篠宮皇嗣殿下も、先月末のご自身の誕生日前の会見にて、あくまでも当人同士の意志の問題としては、それを認めざるを得ない旨お話になられました

これらのことは、このコロナ禍に苛まされ続けている今年において、今こそ国民が勇気づけられることが切実に求められる時であると感じられる中において、非常に多くの方々にとって、この上もなく大きな失望が与えられることになった出来事であったようにも感じられるところです

皇室と国民との間にある歴史的関係性からすれば、皇族の身の上に起こる事柄と言いますのは、我々日本国民にとっては決して他人事としては感じられず、その一挙手一投足の振る舞いさえが非常に大きな心理的影響を及ぼしているというのが実状なのではないでしょうか

最初に迎えるのサターン・リターンの時と言いますのは、約30年の土星周期によって、この時に人間が一応の完成を見るタイミングなのであり、この辺りが人生の大きな折返しの節目となっているということなのですけれども、土星は人生における時を管理して人生の節目を作っていくものであり、この節目の時に合わせて人生における様々な過不足などの帳尻合わせが容赦なく厳格な形でもたらされますので、多くの方に取って非常に辛い厳しい時期として認識されることが多いものです

眞子内親王殿下の出生図において土星は、太陽、火星、月とともに形成されるT字スクエアの頂点をなしていますので、個人の身の上において過酷な状況が生み出されることが常であるこの土星回帰の時に、個人として最も主要な天体である太陽と月も直接関わって来ることになりますので、通常の数倍とか数十倍以上の影響がもたらされることになっても不思議ではありません

そのことに加えまして、冬至の瞬間や二百数十年ぶりに風の時代へと切り替わるグレート・コンジャンクションのタイミング(土星回帰との時間差は2時間35分のみ)とが重なって来ますので、結局のところは眞子内親王妃殿下を媒介として、皇室のあり方や日本のあり方に対して極めて重大な変化を促すエネルギーが注入されることになるのではないかと感じられるところです

そのような歴史的な時代の変わり目におきまして、何らかの意味で極めて重要な役割をお持ちになられて眞子内親王殿下は生まれて来られたのだと感じられますので、まずは眞子内親王殿下のご無事を願わなくてはなりません

眞子内親王殿下は満月から3時間後くらいのお生まれであり、ほぼ満月といって良いのですけれども、この時に月は既に次のサインである牡牛座に移ってしまっていますので、太陽のサインである天秤座とはオポジションではなくインコンジャンクトの関係性になっており、むしろ蠍座5度にある火星とのオポジションの方が影響としては強くなっているでしょう

太陽は天秤座の最後の度数である30度ですので、わたしの見方としてはこれは実質的には蠍座の0度である訳ですけれども、しかしながらまだ天秤座に留まってはいる訳です

しかしサインの最後の度数では、そのサインにおいて発展する余地がまったくなくなってしまっている訳ですから、心情的にはそのサインから既に離れて次のサインへと向かっているようなことになり、加えて次の蠍座には火星、水星、冥王星と三つの天体が入座していますし、火星も冥王星も蠍座の支配星という位置づけですので、この蠍座的な要素と第4ハウスとは極めて強められていると感じられます

それがMcとそれに合した月のある牡牛座と緊張的な対立関係にあり、双方ともスクエアの位置にある土星によって否定を受けている形です

眞子内親王殿下におかれましては、このご自身の中の土星的要素というものに対して、未成熟な否定的な態度を取るのか、それとも成熟した態度で肯定的に捉えるのかによって、この蠍座と牡牛座の間の緊張・対立関係がそのまま対立的要素として留まってしまうか、それとも上手く補完的に統合されていくかに別れることになると感じられますけれども、正しく今、サターン・リターンを迎えるに際して、その瀬戸際に立たされているのだということになるでしょう

このサイン同士の対立関係といいますのは、一個人の中での皇族としての公的な振る舞いと、私的な家庭人としての振るまいとの間にある対立関係としてそのまま強く顕れることになることは言うまでもないでしょう

今年の10月23日に眞子内親王殿下が迎えられたソーラー・リターン図に関しましては、出生図との接点の有無で言いますとさほど強く作用が出そうな配置は見当たらないのですけれども、経過の海王星がネイタルのMcにタイト(オーブ0.22度)にセミスクエアという部分は若干気に掛かるでしょうか

経過の天王星は2019年5月から今年の3月までに出生Mcに三度コンジャンクションしていましたので、本来であればこの間にご結婚をされて皇室を出られていた可能性があったのかも知れないところです

ともあれ、眞子内親王殿下を巡りましては、これからも国家と国民を揺るがすような大きな出来事が引き続き起きてくる可能性があるものかも知れません

この1週間の間に日食、冬至、グレート・コンジャンクションと重要な天体配置が次のように続くことになります

2020年12月15日 01時10分 皆既日食(射手座24度)
2020年12月21日 19時10分 冬 至
2020年12月22日 01時45分 眞子内親王の土星回帰(水瓶座0.48度)
2020年12月22日 03時20分 グレート・コンジャンクション(水瓶座0.49度)

最後に

わたしの個人的な印象としましては、秋篠宮家における一連のゴタゴタと言いますのは、偏に皇嗣としてのお立場に向き合うことができず、皇室に対してリベラルな態度を取り続けておられた秋篠宮皇嗣殿下の人生における内部矛盾というものが、眞子内親王殿下を通じて表面化してきたのに過ぎないというように感じているところです

そもそも私人としての立場が生まれながらに著しく制限を受けているのが皇族というお立場なのであり、そうした現実を無視してリベラルな考え方を敢えてするということは、皇族であるご自身の内部にとても大きな矛盾を常に抱えることになってしまうでしょう

この平成や令和といった時代におきまして、皇族としてどうあるべきかというのは、おそらく非常に難しい問題が含まれているものと察せられますので、一概にそれを批判する気持ちはわたしにはありませんけれども、それでも過ちというものがあればそれは何れ時代によって正されることになりますし、悠仁親王のご存在を考えれば、今般、これまでの過ちというのが大きく世間にも審らかな形となりましたことは、むしろ良かったことと将来的には言えることになるものかも知れません

何れにしましても、旧宮家の皇籍復帰などを真剣に検討すべき時期に来ていると考えられ、世間では晩婚化・非婚化・少子化などが進展している中で、現在のような非常に数の少ない皇族だけに世継ぎに関する多大なるストレスを担わせることは非常に理不尽なことと言えるのではないでしょうか

現在の皇族の現状におきましては、結婚しない自由も皇族を離脱する自由も認められない状況にありますので、もう少し人生の選択の幅が持てる程度には、旧宮家を復帰させて皇族の数を増やすなどしていかなければならないと考えざるを得ないでしょう

もしそのような状況下にあれば、秋篠宮皇嗣殿下も早々と皇室を離脱されていたのかも知れませんし、そうすれば今回のような苦境に見舞われるようなこともなかったでしょう

今般の一件を機に、国民も真剣に将来的な皇室のあり方というものを考えるべき時期となったことを認識する必要性が感じられ、そのことは風の時代における日本と日本の国民のあり方というものに、直結していく問題となるのではないかと考えられるところです

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