川口春奈さんの気になる発言

最近メディア等で、「友達が居ない、いつも独りで過ごす」、といった発言が目立ち、個人的に気になりましたので、五島出身の川口春菜さんのホロスコープを観てみました。

川口春奈さん
1995年2月10日(出生時間不明)
長崎県五島市(旧福江市)出身

彼女の出生の太陽は水瓶座の20°90′ですね。
個人的には出生太陽のサビアンは、その人の人生の全体的傾向を示すと感じることが多いです。
で、そのサビアンは次のとおりです。(出典は ”AN ASTROLOGICAL MANDALA” by Dane Rudhyar です。)

(AQUARIUS 21 °): A DISAPPOINTED AND DISILLUSIONED WOMAN COURAGEOUSLY FACES A SEEMINGLY EMPTY LIFE.
(私訳)失望と幻滅を経験した女性が、空っぽに思える人生に、果敢にも立ち向かう。

21という数の持つ数霊的意味を合わせて、あらゆるものから独立した強い自立心を感じさせます。一切の妥協に対して拒絶的態度を示すような生き方を本質的に指向する部分があるかも知れませんね。
以前から、友達がいないという発言が多いようですけれども、これはある程度その状態に対して肯定的な感覚を持っていないとできない発言でしょうし、独りで過ごすことの快適さを知っているので、無闇に他者に干渉されたくないことから、牽制的意味合いでこのような発言をしている面はあるのではないかと思います。

とは言っても、自分に近づいてきて欲しいタイプの他人もいるでしょうから、今後はもう少し成長した大人な態度を身につけることが必要になってくるでしょう。
今は若くて綺麗なので、様々な人が盛んに自己アピールのために干渉をして来ようとするでしょうけれども、可愛いだけで存在することが許されてしまう年齢というのは、そう長く続くわけでもないでしょう。

最近、敢えてメディアに向かってこういう発言を繰り返すことの意味について、もう少し踏み込んで考えてみると、ひとつには自己の確立を模索しているのであろうことが考えられますが、ホロスコープの時期的な部分を考察しますと、今は進行の太陽は魚座の13°07′当たりですので、サビアンでは魚座の14°にあるということになります。

(PISCES 14 °): A LADY WRAPPED IN A LARGE STOLE OF FOX FUR.
(私訳)大きなキツネの毛皮のストールを身に纏ったレディ。

キツネはある種のずる賢さに通じますし、レディというのも、着飾って本当の自分を偽っているようなイメージがあります。14という数字はバランスと調整を行う数字であり、自己保護的な数字であるとも言えます。自分の内なるバランスを整えるために、外面的に敢えて”らしくない”自己を演じることで、何かを得ようとする、ということでしょうか。

このわたし自身が、メディアで最近何回も彼女の「いつも独りで、友達がいないんです」という発言に強く惹きつけられてしまった訳ですが、目の前を大きなキツネのファーのストールで身を纏った女性が横切れば、好悪の感情は別としても惹きつけられてしまうのは当たり前のことであり、同じような意味で、川口さんは人の気を強く惹いているのだということができます。

そのように人の関心を惹いて観てもらいたがっているのはキツネの毛皮ではなく、その内側の素の自分であることは間違いないでしょう。
水瓶座は普遍的な物事を指向するサインであり、通俗性や月並みでステレオタイプなものを毛嫌いし、一見風変わりなもの、無意味なものの中に真実を見いだそうとします。

何となく感じる部分としては、川口さんが現在されているお仕事の内容に、ご自身の本質性にそぐわない部分が少なからずあるというように感じられているのでは、ということがあるのではないかという感じもします。

もう一つ、川口さんのホロスコープで気になる点について触れておきますと、太陽とほぼ正反対に位置する獅子座の火星がそれです。獅子座の23°7′くらいのところにそれはあります。

(LEO 24 °): TOTALLY CONCENTRATED UPON INNER SPIRITUAL ATTAINMENT, A MAN IS SITTING IN A STATE OF COMPLETE NEGLECT OF BODILY APPEARANCE AND CLEANLINESS.
(私訳)内なる世界への到達に意識を完全に集中するため、男は身だしなみをまったく度外視した状態で腰掛けている。

獅子座は自己表現と関わりの深いサインですが、そこに火星があるということは、対外的な自己の表現に対する行動欲求を強く持っているということになります。その辺が女優さんとしての適性であると言えますが、自己の本質を表す太陽が正反対の位置にあるということは、自己の本質を徹底的に投影した形の自己表現がしたい、ということのように受け取れます。

川口さんは、今時の映画やドラマのヒロインなどではなく、独りでいる時の素の自分で演じられるような役をやりたいと思われていて、それで、普段の自分はこうなんです、というアピールを盛んにしている、というようにも受け取れますね。ただ、年齢的に言って、まだ、素の自分というものを演じられるようなところまでは成熟されていないように思います。

以上、あまり月並みな読み方ではなく、自分として関心を持った部分に焦点を当て、徒然に考えてみました。

川口春奈さんの気になる発言” に対して2件のコメントがあります。

  1. ななこ より:

    素晴らしい考察だと思いました。心が揺れ動くまだ若い人ですものね。
    たまたまTVを見ていたらこの方が出ていて、可愛らしいお顔と人気に反して、言葉遣いが酷かったので疑問に思ってこちらに辿り着きました。メディアに出ている影響に自覚があまりないのかな?

    仕事が思い通りにならないジレンマなのでしょうか。素晴らしい考察だと感じました。

    1. duct より:

      ななこ 様
      お読みいただけてまことにありがとうございます
      過分にお褒めいただいてお恥ずかしい限りです(^^;)、、、
      彼女は最近も益々ご活躍されているみたいで大変よかったなと思います
      ただ、ご自身を客観視することはあまり得意ではないタイプみたいですので、違和感のある言動をしていても、中身が子供っぽいんだろうなと、少々大目に見てあげることが必要かも知れませんね(^^)

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