日本の政治家の立場 ~安倍氏追悼の続き~
新月によって暗示されていたもの
およそ2週間程前に書きました「参院選期間中の新月(6/29)」の文中におきまして、「明後日の新月を皮切りに、いよいよ日本は激動の時代へと突入していくことになるかも知れません」と書きましたけれども、正しくそのような激動の時代の幕開けとなるような首相の暗殺という大変に忌まわしい事件が今回起こってしまいました
また、この時の新月が生じました蟹座8度のサビアン・シンボル、「人間の服を着たウサギの一団があたかもパレードのように歩いている」につきましては、ウサギが襟を正して普段は身につけることのない人間の服を着てパレードのように歩いている、というものでしたけれども、このウサギを人間に当て嵌めれば、普段は身につけない喪服に身を包んだ人達が、弔問のために増上寺前に長蛇の列をなしてしずしずと歩んで行く姿といったイメージと重なり合わさる部分がありますように思えなくもありません
加えまして8という数霊につきましても、その最大限にネガティブな側面を言えば、八芒星関連の複合アスペクトであるトール・ハンマー(神の戦槌)のように、8と言う数霊の持つ「矯正」の働きが最大限に苛烈な形で顕れれば「粛清」という形を取り得るものであることを踏まえれば、8の数霊によって暗殺という形による粛清が暗示されていたと考えることもでき得るのかも知れません
また、当該記事中にて「日本人という家族的集団が、一致団結して結束することの必要性というものが示唆されている」ということも書きましたけれども、今回日本人が受けた安倍氏粛清の衝撃は、日本人の集合意識に強く働きかけ、やがては日本人が一丸となり結束していくような流れにつながっていくものとなることを信じたいところです
ともかく、あらためてまして故人のご冥福をお祈りしたいと思います
様々な不審な点
安倍氏の死に関しましては、ネット界隈ではフェイクではないかとの見方が一部で大変根強くあるようですけれども、わたしから見ましても、不審な点は多々あるように感じられ、実際には何処かで無事に生きておられればいいなというように、半信半疑で考えているところです
特に警備の手薄さにつきましては、安倍氏が与党の最大派閥の会長という立場にあったことを考慮すれば、あのような事件が簡単に引き起こされてしまうような、至ってずさんな警備と言うのは本当に信じ難いことであり、意図的に惹き起こされた可能性というものをつい疑ってしまいたくなるところです
わたしは現職の大臣の警護というのがどのようになされるかということを、国務大臣が訪れる施設側の担当責任者として、警察との事前のやりとりから現場での立ち会いまでのすべてを自ら行ったという経験を持っています
大臣が施設などを訪れるに際しましては、大臣が歩いて回る予定の動線(移動経路)の情報は、SP側はあらかじめ細大漏らさずにチェックして把握していて、建物のどの場所でどのような危険に遭遇する危険性があるかについても、すべてシュミレーションを行った上で一部の隙もない形で警護に臨みます
わたしは若い頃から禅の真似事をしていたし、武道や能なども嗜んだ経験がありましたので、長時間きちんとした姿勢を崩さずにいることには少なからず自負があり、法要の際などにも長時間姿勢を崩さず終始ピシッとしていて立派だと親戚からいたく感心されるようなこともありましたので、SPとどちらがピシッと立ち続けられるかと、内心張り合うような気持ちがあって真横からそれとなく観察していたのですけれども、彼らは長時間にわたってまったく身じろぎすることなく、周囲に気を張りながら正面を見据えつつ、足先から頭のてっぺんまでほとんど1ミリ程も動かさずに立ち続けているので、それは生身の人間であることを疑うような、極めて常人離れした磨き抜かれた胆力を持った人物のように感じられ、すっかり舌を巻いてしまいました
現職大臣の価値などと言いますのは、例えば国会の会期中に毎日担当委員会に出向いて質疑応答に応じている期間中に、ある日突然急死されるような事態が起きたとしても、すべての物事は実質的には役所サイドが裏で動かしていることを考えれば、国会の運営などに支障が生じる可能性はほとんどないということを考えれば、さして重いものではないのではないとも言い得ます
実際にわたしはそのような場面を経験しましたけれども、大臣の急逝などあたかもなかったことのように、国会での審議は当初のスケジュール通りに粛々と進められていました
一方で、与党の最大派閥のトップであると共に在任期間が歴代最長となった首相経験者であり、幅広い国々との円滑で良好な外交を維持する上で必要不可欠な存在であるという、日本にとって余人を持って代えがたい存在であった安倍氏の警護が、あのような凶行を簡単に許してしまうようなお粗末なレベルであったということは本当に信じられないことです
日本の政治家の立場
戦後の日本の政治家の立場といいますのは、米国に逆らえば簡単に殺されてしまうような運命の下に置かれている、ということが歴史的な事実としてひとつ言い得るでしょう
故中川昭一氏が不可解な亡くなり方をされたことに関しましても、中川氏が日本を対米従属から脱却させようとした結果暗殺されたのだということがもっぱら言われていますけれども、実際にそうなのだろうとわたしも感じています
中川氏が国務大臣を務めていた際に、その秘書官を担当した官僚の知人は、中川さんが役所側からの法律や予算や政策に関する資料や説明を一切要らないと言って断っていたらしく、そのように大臣が担当省庁のあらゆる重要事項を自分で独自に調べて勉強し、まったく役所には頼らないで自分の頭と言葉だけで公の答弁に臨めるような物凄く傑出した人物なのだということについて、とても感激した様子で目を輝かせて語っていたことがありましたけれども、そのような政治家というのはまったく希有の存在であると言っていいでしょうし、そのずば抜けた能力と志の高さというのは、まったく驚異的といっても良いほどのものであり、我々日本国民は極めて貴重な人材を失ったということになるでしょう
しかし、そのように消されてしまうのは、何も米国に逆らった者には限らないということが、今回の事件から言えることになるということになります
安倍氏の祖父である岸信介氏は、米国の極秘文書の開示によって、CIAのスパイであったことが既に広く知られています
正力松太郎などとともにアメリカ中央情報局(CIA)から膨大な資金提供を受けていた。岸に与えられたコードネームは明かされていない。2007年に米国務省が日本を反共の砦とするべく岸信介内閣、池田勇人内閣および旧社会党右派を通じ、秘密資金を提供し秘密工作を行い日本政界に対し内政干渉していたことを公式に認めている。
Wikipedia「岸信介」より引用
米国からすれば、その様な系譜を持つ政界のサラブレットである安倍氏を積極的に利用しようと考えるのは当然の成り行きなのであり、安倍氏というのは生まれながらにして米国の意のままに操られることを宿命づけられていた存在であったのだ、というように考えることができ、安倍氏本人に選択の余地など微塵もなかったのではないかというように想像できます
そして安倍氏は、実際に日本の対米従属の強化や、日本の自主性や独立性を削ぐための様々な国策というものを、その先頭に立って指揮して実際に実行していました
その一方で、安倍さんは自分に許されている裁量の範囲においては、日本を守るための働きもしていたのではないか、というように個人的には考えているところです
安倍氏が世界の多くの要人との間に築いた信頼関係というのは、純粋に彼の人間性に基づいたものであり、そこには策略や陰謀などが大きく関与していたという訳ではないかも知れません
無論、安倍氏は海外に日本の資産をばらまいていたとも言える訳ですけれども、資源やエネルギーに乏しい我が国にとって、安倍氏が築いた各国との信頼関係の絆というのは、日本の安全保障上のライフラインとも言い得る非常に価値高いものでありましたし、おそらくは費用対効果から言っても、支払った額以上の価値あるものを得ることができていたのではないか、というようにも考えられるのではないかと感じられます
彼は雁字搦めに縛られた宿命の中で、日本の国を外国に売り渡すような売国的な大悪人としての役割りを否応もなく引き受けながらも、その一方では、自分の裁量が許される範囲内においては、日本が守られるような担保となるものを築くべく、最大限に努力していたのではないか、というように考えるのは、余りにもお人好しな考え方だと思われるでしょうか?
しかしながら、安倍氏が築いたそのような世界の国々との信頼関係、それは、対米従属を強めながらも国際社会の中で日本が決して孤立してしまうことなく、世界に対する自主的な外交力を発揮するための最低限の保障ともなっていた訳ですけれども、現政権下においてそれらは無残にも切り捨てられてしまっており、対米従属の方向のみに突き進んでしまっているように見受けられます
安倍氏が存命である限りは、日本はどのような苦しい局面においても、決して孤立することなくライフラインとしての多角的な外交の力で切り抜けられる希望が、少なくとも可能性の上では存在していた訳ですけれども、今後は益々対米従属の方向性だけが強まり、ウクライナのようにアメリカの使い捨ての鉄砲玉として生きる他には道がなくなってしまう、ということになってしまいそうです
今回の記事とこの項目のタイトルである「日本の政治家の立場」につきまして最後に言えますことは、「米国に逆らっても、また言いなりに従ったとしても、何れにせよ米国などの都合によってその生命を左右されてしまうような運命の下にある存在」、ということになります
日本の政治家というのは、ある意味では国民の人質にとられた人達ということが言い得るような側面も、もしかしたらあるのかも知れません
安倍氏の評価につきましては、善か悪かというような単純な二元論に終始してしまうのではなく、彼の生い立ちなどの人生の背景部分にも寄り添った上で、上述しましたような複層的な見方でなされますことを、わたし個人としましては期待をしたいと思います
安倍さんは出生図でノードと火星の極めてタイトな合をお持ちでしたけれども、彼の言動というのは常に自分の意志とはあまり関係ない部分から発していた印象を強く持っていましたけれども、ある意味では憑霊体質というか、良い意味でも悪い意味でも見えない存在から操られやすい側面があったように感じられていて、それは霊的なものばかりではなく周囲の人達も含めまして、自分以外の周囲にいる存在の意志をまったく無抵抗で受け入れて素直に従って動いてしまっているようなイメージでした
天からすれば、彼ほど操りやすい人物もそうはいなかったのではないかとも感じられ、演じる役が悪役であれなんであれ、あのような世の中の大立者というのは、天からの命として、ある役割りを演じさせられているような部分というのが、多分にあるものではないかと感じられます
現在の日本人というのは、自分たちが国を作り国を守るのだという意識をまったく失っていて、国なり政治家なりがもっぱらその一義的な責任を持っているのだ、という考え方しかしていないように見受けられますけれども、もし日本人の少なくとも何割かの方々が様々な真実というものに目覚め、率先して自分たちの国を守り政治家を守るのだといった意識を持たない限りは、この国の未来を守ることは到底叶わないことになるのでしょう
天皇陛下が今回の事件に関しまして、まだお言葉を表立っては発していない点が個人的には気になっておりまして、現時点では宮内庁次長より「天皇皇后両陛下は突然の訃報に接し、大変残念に思い、心を痛めておられ、ご遺族の皆様の悲しみを案じていらっしゃるのではないかと拝察する」と伝えられるに留まっています
日本がもう一度立ち直るためには、一旦は国が潰れたようになる他ないかも知れませんけれども、この国において常に中心におかれていた天皇というものが、こうした事態におきまして、どのような形でその存在感をお示しになられるのかということが、今後のこの国の最も重要な鍵を握っていることになるのではないかとも思われます
おわりに
今回もあまり長くする積もりはありませんので、そろそろおしまいにしたいと思いますけれども、来月頭のノードと天王星の合や9月の新月のトールハンマーなどもあり、中々予断が許されない状況が続きそうです
秋以降に世界は未曾有の食糧危機に突入するとも言われておりますし、第三次世界大戦につきましても、今年のダボス会議にてジョージ・ソロス氏がはっきりそのことに明言をしていた以上、少なくともそれがすでに準備されていることは間違いなく、いつ何時そうした状況に世界は突入するか分からない状況です
そのような中での選挙におきまして、自民党の大勝によって今後速やかに憲法改正の手続きが進められることになりますけれども、それによりまして戦前の日本やナチスドイツのような状況に陥ってしまう可能性が極めて高いものと考えられますけれども、新たに国家元首として位置づけし直される天皇の在り方次第では、意外に増しな政権となる余地というものも残されているのかも知れません
また、日月神示に書かれてあるようなことがいよいよ起こるのであるとすれば、わたしの個人的な考えとしましては、それは日本においてキリストが再誕して世界を1つに統べる王、神示に言う天子さまとして現れるのだということになるのだろうと考えています
前々回の記事におきまして、地に縁のある神々の復権について書きましたけれども、贖罪神である素戔嗚尊と、同じ様に人類の罪のすべてをその身に背負って十字架に架けられたキリストとが、如何に似通った近しい存在であるかに思い及んだ方もいらっしゃったのではないかと思いますけれども、人類の贖罪の為に高天原を追放されて国津神となった地に縁のある神の系統の血筋の日本人に、キリストが新たに受肉するというのが、わたしの個人的な日月神示の解釈ということになります
博多では3年ぶりに祇園山笠が絶賛開催期間中ですけれども、京都の祇園祭の方も同様でしょうか、祇園祭はシオン祭であるという言い伝えもあり、素戔嗚尊(牛頭天王)のお祭りということもありましたので、最後に少しだけ関連した内容を載せてみた次第です
それでは、後半は少々中途半端な内容となったかも知れませんけれども、お読みいただきまして有り難うございました