参院選期間中の新月(6/29)

参議院選挙が622日に公示され、 710日に投開票を迎えるという、この選挙期間中である明後日に迎える新月につきまして、簡単に記しておきたいと思います

明後日の6月29日の正午前に蟹座の数えの8度にて迎える新月ですけれども、次のような特徴的な配置があります

①天王星を頂点として新月と海王星との三点にて形成されるエンジェル・リング
エンジェル・リングとは二つのセプタイルと一つのバイ・セプタイルによって形成される7芒星関連の複合アスペクトの三角形ですけれども、個人的に命名しているものに過ぎませんので詳しくは過去記事「海王星と木星の合に関する覚え書き ~セプタイル関連のアスペクト~」の方をご参照下さい

上の図では非常に分かり難いですけれども、天王星と海王星のセプタイルがオーブ+0.8度、天王星と新月のセプタイルがー1.72度、新月と海王星のバイ・セプタイルがー0.93度となっています

②新月に対する火星のクインタイル
こちらは五芒星に関連する72度のアスペクトですけれども、オーブはー0.3度とタイトなものです

③新月に対する木星のスクエア
こちらのオーブも+0.1度未満と極めてタイトなものとなります

蟹座の新月と選挙との関係で言いますと、ちょうど3年前の2019年の7月3日に蟹座で皆既日食となる新月となり、その翌日が参院選の公示日となったのですけれども、その際にはれいわやN国党などのポピュリズムの躍進が大変に印象的な選挙結果となりました

今回の選挙期間中の蟹座の新月もまた、上の三つのアスペクトを考慮しますと、蟹座関連の大きな影響力を選挙結果に及ぼす可能性があると感じられるところです

また、もうひとつ忘れてはならないのは、わたしが日本の現行の社会体制の始原図として読んでいる東京星図における国家元首や政府を表す太陽に対して、経過の天王星が最初の合となる時期の直前を迎えているということです

これにつきましては、今年の2月の記事「東京星図を始原図として読む ~日本の変革の可能性~」にて触れていたところですけれども、明後日の新月時の経過の天王星の位置は牡牛座の17.67度ですので、東京星図の太陽のある牡牛座18.5度まで残り1度を切った位置にまで来ていますので、既に合の作用が強力に作用し得る射程圏内に入っているということになります

前回の同じ配置の時には世界では第二次世界大戦が勃発し、日本政府の在り方も根底から大揺れに揺れ、戦後の天皇の在り方を大きく変えさせるような変容がその時に生じた時期であったと考えています

そして、今回の選挙期間中の蟹座の新月に対して、この天王星が海王星と共にエンジェル・リングという7芒星関連の奇跡や変革に関わるアスペクトでコミットしてくるという点は、非常に注意すべきものがあると感じられます

ちなみに東京星図の太陽と経過天王星との合は、①2022年7月23日 ②2022年9月26日 ③2023年5月2日というようにこれから生じますので、この期間とその前後において、日本の国家体制にはかなり大きな変革が生じて来る可能性があると考えていますので、その先行きを占う意味で今回の選挙結果には非常に注目しておく必要性があるものと感じられています

このブログの当初から想定している法定通貨の信用失墜とそれに代わる暗号通貨の台頭や、ネットを通じてつながり合った市民勢力によるポピュリズムの台頭などの流れは、現時点では既存勢力による非常に大きな巻き返しに遭って後退を余儀なくされている雰囲気が強くなって来ています

それらは既存勢力が、一昨年末のグレート・コンジャンクションによってもたらされるべき、本来のグレート・リセットの流れを阻止しようと必死に足掻いている動き、として捉えられます

ダボス会議(世界経済フォーラム)を中心に西側諸国が声高に口にしているグレート・リセットというのは、自然な流れで生じて来る筈の本来のグレート・リセットの流れに抵抗して、それらを完全に封じ込め、既存勢力による支配体制をより一層強化して盤石なものにしようとする、天意に逆らった悪魔的な意志に基づくものであり、彼らの口にするところのグレート・リセットというのは、実際のところはグレート・リセットのリセットである、ということになるのではないかと感じられます

今回は短めに終わりたいと思いますけれども、最後に新月が生じる蟹座の数えの8度のサビアン・シンボルに触れておきたいと思います

(CANCER 8 °): A GROUP OF RABBITS DRESSED IN HUMAN CLOTHES WALK AS IF ON PARADE.
(蟹座8度):人間の服を着たウサギの一団があたかもパレードのように歩いている。

サビアン・シンボルの中でウサギが出てくるのはこの蟹座の8度と蠍座の23度の2カ所だけですけれども、ウサギというのが世界中で何の象徴として捉えられているのかと申しますと、繁殖力や妊娠といった母性に関係するものや家族など、何れも蟹座的な要素と等しいものの象徴として捉えられており、日本などでもやはり蟹座の支配星である月の象徴として見られている訳です

つまり、蠍座の方はともかくとしまして、この蟹座の8度に出てくるウサギのシンボルと言いますのは、まったく蟹座的なものの象徴であると見做すことができ、シンボル中のウサギの一団とは、蟹座の象意である家族的な集団というものを指しています

そして、ウサギがわざわざ人間の服を着ているというのは、品行方正さが敢えて強調されているようなイメージですけれども、このウサギの一団に象徴される家族的な集団において、集団内における秩序が確立された段階にあることが示されているものと感じられます

これらは数え度数の「8」の数霊に強く関連した内容が示唆されているものであり、8の数霊は自らを正す、あるいは自分の外から矯正されることによって、秩序だったより完全な世界に生きるというようなことになります

親しき仲にも礼儀ありという言葉がありますけれども、互いに気心の知れ合った打ち解けた仲間といった雰囲気の家族的集団におきましても、互いを尊重し合い認め合うような礼儀の心があってはじめて、互いに強い信頼関係を築くことができ、より強固な絆によって結ばれることができ、集団として発揮できる大きな力を獲得できるということになります

これを今度の参院選や今年から来年にかけて予想される日本の大変革に関連づけて説明してみるとしますと、例えば日本人という家族的集団が、一致団結して結束することの必要性というものが示唆されていると考えることができます

馴れ合いのだらしのない関係ではなく、また、互いを批判し合うような険悪な関係でもなく、日本人が心をひとつにして纏まらなければならない、また、その様になり得るような心理的な状況が整う、といったような影響ということものがひとつ考えられるでしょう

近年の日本におきましては、「」であるとか「思いやり」といった言葉が、政府や自治体やマスコミなどを中心に非常に安っぽく語られていますけれども、果たしてそれらが本当に価値高いものとして世の中で実践されているのか否か、ということを我々は自分たちに問い質すべきではないかと感じられます

わたしの抱く感覚としましては、現在の日本人というのは骨の髄まで唯物的な価値観に染まってしまっており、それぞれがもっぱらお金やステータスばかりに固執しながら、非常に格差的な社会を形成するに至っていると言えるのではないでしょうか

格差的な社会の中において、人々は「絆」で結ばれているというよりは、むしろバラバラに分断されてそれぞれが孤独を感じているのではないでしょうか

今の日本の社会、特に日本政府のどこに自国民に対する「思いやり」があると言えるのでしょうか

近年日本政府が思いやっているのは、もっぱら外国や外国人、外国企業だけなのではないでしょうか

政府やマスコミがうわべだけの美辞麗句をやたらに吹聴しているというのは、実際にはそのような麗しさが世の中からすっかり失われてしまっていることを一生懸命に誤魔化すだけの目くらましのようなものと感じられはしないでしょうか

明後日の新月を皮切りに、いよいよ日本は激動の時代へと突入していくことになるかも知れません

今の日本人というのは極めて保身的で、自分ひとりの身の安全ばかりを考えて行動し勝ちではないでしょうか

多くの日本人がそのような在り方をしている中で激動の時期を迎えたとしたら、日本人は簡単に滅び去ってしまうことになるでしょう

何故なら自分のことを最優先に考えていると、人は皆バラバラの状態にありますので、自分ひとり分の力しか出せないので、それでは自分の身ひとつ守ることすら覚束ないことになってしまうからです

日本人が本当に思いやりの心を発揮して自分のことより他者を優先することができれば、そこに強い絆が生まれて非常に大きな集団の力が生まれてくることになります

そのような一致団結した集団の力なくしては、日本人の財産や生命を損なうことばかりに躍起になっているような政権を倒したり変えていくようなことは到底できません

新月時のエンジェル・リングはそのような心をもって改革をすべき時の到来を、新月に対する木星のスクエアはいつまでも飽食や娯楽に打ち興じている場合では最早ないことを、新月への火星のクインタイルは思いきった行動に打って出るべき時期であることを示唆しているというように読むこともできるのではないかと感じられます

 

ということで、本日はこれまでとしたいと思いますけれども、今度の選挙が、日本人の一人ひとりが日本という国や日本人の在り方について、今一度見つめ直すための良い機会となればいいですね

最後までお読みいただきありがとうございました

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