海王星と木星の合に関する覚え書き ~セプタイル関連のアスペクト~

明確な事象に関わらない天体イベント

昨年の12月上旬の記事におきまして、先月の4月12日に166年振りに魚座で生じました海王星と木星のコンジャンクションについて触れていましたけれども、その後メジャーな占星術家のHPにおいても触れられたようであり、検索するとかなりの方がこの配置に関して言及しているようでした

わたしは、この配置は明確な事象を引き起こす類いのものではないと考えていたことから、前回記事以降はスルーしていたのですけれども、後になってから、自分の出生図を点検している際に出生図との間にかなり意味のあるアスペクトをいくつも形成している点に気づきました

天体イベントには、明確な現象を惹き起こすものと、影響の範囲が隠れた内部的な変化に留まるものとがあり、通常は目に見える部分の方だけに関心が寄せられ勝ちです

けれども、何かが現象化するといいますのは、それはなんらかの過去の原因に対する結果として生じて来るものであり、事象として現象化される際に天体イベントのエネルギーはほとんど放出されることとなりますので、起こった事象によって様々な影響が生活の多くの方面に及んで影響を与えていくということはありますけれども、天体イベントの影響自体としては事象を引き起こしたその時点でほとんど作用は終わることになるでしょう

一方で、目に見えてはよく分からない影響を与える天体イベントの方が、それが自分でも気づかないような内面的変化への作用であるとすれば、その影響というのはその後の人生形成に持続的に強く影響していくものとなる可能性があります

特に、魚座における海王星と木星の合について考えますと、その天体イベントがもたらすの影響といいますのは、潜在意識下において強力に作用するものとなる可能性が大きいものです

我々は毎日夢を見ますけれども、そのほとんどのものははじめから自覚さえされないままに消え去ってしまうようなものです

しかし、眠っている間に肉体を離れているアストラル体や自我が、霊的世界において経験している事柄というものが、我々の人生にまったく影響をもたらしていないなどと考えることは難しいですし、我々が如何にそのことに無自覚であったとしても、我々は現実界で経験する出来事から受けている影響以上に、霊的な世界からの影響もまた強く受けているものである筈であり、むしろそちらの霊的な世界の方こそが、我々の本質が存在している本来の故郷である訳です

さて、そのようなことで自覚出来たか否かに関わらず、この天体イベントの作用は、潜在意識下で非常に強い影響をもたらし、そのエネルギーは時間を掛けて何れは現実界で具象化してくるものとなるでしょう

本来であればサビアン・シンボルを読んでおきたいところなのですけれども、昨年の記事でも言及していましたように、この海王星と木星の合はスターゲイザーの計算によりますと魚座の23.98度で生じるのですけれども、何時もブログに掲載しているサクッとホロスコープの方の計算では、この合が生じるのは24度0分ということで、ちょっとした計算上の誤差でどちらとも受け取れるものであったために読むことはしていませんでした

しかし、古い記事中でもこの天体イベントに触れていたことがあり、その際には数えの24度の方を採用して次のように書いていたのですけれども、2年近くも以前からこの配置に対して自分が気を留めていたというのは、ちょっと不思議に感じられるところがあります

魚座24度は、2022年の4月に経過の海王星と木星とが合するポイントでもあり、狭い地球の上で人類が夢を共有すること、これから起こるかも知れない大きなごたごたを通じて結果的には人類が一つに纏まっていくこと、というような可能性も感じられるところです

秋分から冬至にかけての今年の流れ」(2020年8月31日)

個人への影響

社会的に大きな影響を顕在化させない天体イベントであっても、個人の出生図の感受点と意味のあるアスペクトを形成するのであれば、それはその個人にとって非常に大きな影響を惹き起こすことになる点には注意が必要となります

この166年振りの魚座における海王星と木星の会合というのは、その影響力が顕在化するか否かに関わらず、人間の潜在意識に対して極めて強力な浄化を惹き起こすことになりますことは間違いありませんので、このコンジャンクションを特別に「究極の癒やしの合(アルティメット・ヒーリング・コンジャンクション)」とでも呼んで置きますけれども、この配置に秘められているポテンシャルを考えればこれは決して大袈裟な呼称ではないものと感じられます

先月の経過の海王星と木星の合が生じた瞬間の経過図とわたしの出生図とを重ね合わせますと、経過の究極の癒やしの合と出生天体との間には次のようなアスペクトが生じていました

出生太陽とのセプタイル (オーブ:ー0.87度)
出生木星とのセプタイル (オーブ:+0.99度)
出生月とのインコンジャンクション (オーブ:+0.25度)

まずはセプタイルに関してですけれども、わたしの出生の太陽と木星とは元々バイ・セプタイル(オーブ:+0.25度)であったので、今回のようにそのちょうど中間点に経過天体が来るとその双方にセプタイルが形成されるということになります

このセプタイルの小三角は、七芒星に関わる複合アスペクトの一種として、わたしが「エンジェル・リング」と名付けているものとなります

と言いましてもわたしが勝手に命名している複合アスペクトの名称ですので訳が分からないかと思いますので、以下で図形を添えてご説明しておきたいと思います

七芒星関連のアスペクト

以前、アスペクトのカテゴライズということで代表的な星形多角形について説明しましたけれども、この七芒星につきましては、現在、多くの代表的なホロスコープ作成ソフトにおきまして、バイ・セプタイルとトリ・セプタイルに対応していないために各自において確認が難しいことから説明をしていませんでしたけれども、今回のわたしの場合のように、バイ・セプタイルの中間点に経過の天体が来るようなケースもありますので、今回あらためて七芒星関連のアスペクトについて整理しておきたいと思います

まずはセプタイルとは7分割に関わるものですけれども、360度を7で割り切ることが出来ませんので、不可能なことの実現としての「奇跡」を象徴するものとなっています

そして、七芒星は人間の象徴である五芒星に頂点を二つ足したものとなりますけれども、それは上の左下の図で見るように、人間に翼が生えた天使の象徴として捉えうることができる訳であり、エンジェル・スターとも呼びうるものです

こうしたことから、七芒星の一角によって描かれる複合アスペクトはちょうど天使の翼に該当していることから「天使の翼(エンジェル・ウィング)」と名付けているのであり、この複合アスペクトはこの世ならぬ夢や奇跡のようなことの実現と結びついたものとして考えられます

この配置を持たれる方には、何らかの異次元的な能力による庇護、信じられないような出来事との遭遇、奇跡的な成功などと関わることとなるかも知れません

エンジェル・ウィングは二つのバイ・セプタイルと1つのトリ・セプタイルによって形成され、グレート・エンジェル・ウィングは、二つのトリ・セプタイルと1つのセプタイルによって形成されますけれども、このグレートの有無につきましては今のところは実質的な差異ではなく、関係するアスペクトの種類の別を明確にする必要から付しているものです

また、今回のわたしの出生図のバイ・セプタイルの中間に究極の癒やしの合が合わさって形成されましたセプタイルの小三角につきましては、「天使の輪(エンジェル・リング)」と名付けています

これは翼と共に天使の大きな特徴を示す部分であり、七芒星によって象徴される天使の頭の部分にかかる笠のようにこの小三角が形成されるため、天使の輪になぞらえての命名となります

出生図にセプタイル関連のモノ・バイ・トリの3種のアスペクトの何れかをひとつでもお持ちの方は、トランシットやシナストリーにおいてエンジェル・ウィングやエンジェル・リングが形成されるケースが必ずあるということになります

これらの複合アスペクトやセプタイル関連のアスペクトに縁のあるような方は、現実的な地道の努力という要素はもちろん必要なことながら、常に夢や天に対する願いを持っていれば、それらが叶う可能性が高いかも知れませんし、7大天使の庇護を意識的に活用してみてもいいのかも知れません

わたしの出生図には、前述した木星と太陽のバイ・セプタイル(オーブ:+0.25度)と、海王星と火星のセプタイル(オーブ:+0.49度)とがあり、このうち木星と太陽のセプタイル関連のアスペクトにつきましては、過去記事にて触れたことがあります→ネイタルの太陽と木星のセプタイル関連 ~栄光と影~(2021年10月8日)

アスペクトのメジャーとマイナーの違い

更に本日の本題からは少し離れるのですけれども、わたしが何故マイナーアスペクトばかりに拘っているように見えるのかと申しますと、メジャーアスペクトの内の二分割、三分割、四分割に関わるオポジション、トライン、スクエアというのは非常に日常的に現れて自覚しやすいアスペクトですので、特に占星術において指摘されなくとも、各人はそれらの配置の影響に対して自覚的である場合が多く、その長所と短所に関して意識的なアプローチが試みられている場合が多く、敢えてそうしたものを取り上げる必要性は少ないと感じられているから、というところにあります

タロットなどもそうですけれども、数霊というのは基本的に10段階というのが一つの単位として考えられる訳ですけれども、日常生活の中で常に使用される数霊の段階というのは1から4、そして、中程度に使用されるものとして5と6があり、7以上の数霊と関わりがあるような事象というのはその出現頻度が稀であるということがあります

特に現代人は唯物的な低い段階の意識でしか生活しておらず、惑星で言えば主に月から金星くらいまでの自己中心的な低位の段階までの欲求を満たすような生活しかしていませんし、数霊においても10段階のうちの半分の精々5位までの段階レベルに留まっているというように感じられます

それ以上の後半の6から10までの段階といういのは、それなりの向上意識を強く持って生きるような場合には強く人生に関わってくることになって来ます

マイナーアスペクトにつきましても、7分割や8分割、そして12分割に関わるアスペクトのうち、低位の二分割から四分割までに関わるようなメジャー・アスペクトを除いたマイナー・アスペクトというものというのは、やはり非日常的な現れ方をするか、その作用が潜在意識下の分かり難いところで作用することになりますけれども、実際の影響度の強さというのは人生全として考えればむしろ強いと考えられる部分もある訳です

四分割以下に関わるメジャーなアスペクトというのは、通常は人間が成長していく過程において、様々な失敗の経験や困難を克服していく中で、有意義なものへと矯正されていくこととなり、そのような低位の扱いやすいアスペクトに関して、もし土星回帰の時期を越えてまで何時までも持て余して四苦八苦しているようであれば、その人は恐らく社会への最低限の適合すらままならないような低い段階に留まっている状態にある、と考えなければいけないように感じられます

生まれ持った欠点や悪い癖などには一生悩まされてしまう部分というのはやはりある訳ですけれども、ある時期までにはそれらが一定の程度までは克服されてるのでなければ、人生において何らかの実りを手にすることは大変難しいことになってしまうでしょう

すべては夢の中の出来事

さて、本日の本題に戻りますと、魚座における海王星と木星による究極の癒やしの合の瞬間に、その合した経過天体によってセプタイル関連の「エンジェル・リング」が形成されたとなりますと、それはほとんどが夢の中、無意識下における作用のものとなるであろうことが容易に想像されるでしょう

究極的な癒やしに関わるおとぎ話のように不思議で信じられないような出来事の実現の「種」が、この天体イベントにおいてわたしの無意識下に植え付けられた、というのがこの天体イベントに際して、個人的に形成されたアスペクトの意味であるということになります

これは夢の中において何かしら啓示が与えられたけれども、その夢を見た本人はそのことをすっかり忘れてしまっているような状態に近いものとなるでしょうけれども、何時かは何らかの衝動を伴って作用が顕在化して来る可能性があります

しかし、本人の日頃の生き方や心掛け次第ではそのまま種として永遠に埋もれたままとなってしまうことになるかも知れません

考えて見れば、2年も前からこの海王星と木星の合に関心が向いていたのは、おそらくは自分の出生図に対して強い影響力を持つものであることが直感されていたから、ということなのかも知れません

このような潜在意識にもたらされる天体の影響というのは、あまりその時に顕在意識で意識化されていない方がよい、というのがわたしの持論としてあります

それは通常の天体イベントや毎月の月の朔望についてもある程度言えることなのですけれども、イベントに際してあまりにも強く顕在意識で願望などを思い描いてしまうと、天体イベントの効果はかえって打ち消されてしまい、詰まらない作用しかもたらさなくなる可能性というものがあります

これは神社などにおきましても、お祈りの最後には必ず「かんながらたまちはへませ」と締めくくるべきことにも通じているようなことであり、すべてを自分を越えた存在にゆだねるという姿勢がなくてはならず、全知全能の神的な存在から見れば、盲目も同然に物事のほんの一部分しか意識できていない人間が考える願望など、わざわざ叶えるには値しないことになる訳ですし、自分自身で考えが及ぶような課題については、基本的には人間が自助努力によって自分自身で叶えるべき事柄にであることを忘れてはなりません

今回の記事は天体イベントの事後に書くこととなった訳ですけれども、変に意識したり期待してしまうと、魚座や海王星などが関わる非常に繊細なエネルギーをむしろブロックしてしまっていた可能性の方が高いので、それはそれでよかったのだろうと感じられるところですし、皆さんもご自分の出生図において何らかのアスペクトの形成がなかったか点検されてみるといいのではないでしょうか

おしまい

究極の癒しの合はわたしの出生の月に対してもオーブ0.25度というタイトさでインコンジャンクションを形成していましたけれども、セプタイル関連のアスペクトについて詳述しましたので、今回はこちらについてはごく簡単に、インコンジャンクトの、詰まり自分にとって死角となっているような思いがけない方向から、何かしら素晴らしいヒントや助けなどに恵まれる可能性を示しており、月の表す内的な幸福などが満たされるようなことに通じている、としておきます

実はそれ以外にも、海王星と木星による究極の癒しの合とオーブ:-0.19度で辛うじて二度以内のセプタイルを経過の天王星が形成していたのですけれども、その経過天王星は、出生の天体とオーブ1度以内でグランド・トラインを形成したりしていますし、経過の土星も出生の月とノードに対してグランド・トラインを形成していた、ということで、この究極の癒しの合が成立したタイミングというのは、わたしにとっては非常に多くの意味を持つ天体イベントの宝庫となっていたのでした

今回の記事は、この一連の非常に意味深い個人的な天体イベントにつきまして、後年にその効果などを振り返るために必要となる備忘録的なものとして書き留める積りだったのですが、皆様にとりましても何かしらのご参考となりましたら幸いです

それでは最後までお読みいただきありがとうございました

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