6月6日 「芒種」 双子座16度

6日の午前2時半頃に太陽は双子座の16度に進み二十四節気で言う「芒種」に入ります

早くも双子座も中盤に差し掛かることになります

「芒種」と言いますのは、穀物の種を蒔いたり、稲を植えたりする時期ということのようです

牡羊座の時節に生命が蘇り、続く牡牛座の時節では生き物がすくすくと成長できる環境というのが十分に整いました

牡牛座と言いますのは、主に身体的な受動的方面の自我の成熟過程ですけれども、続く双子座におきましては、自我の能動性というものがはじめて生じてくると感じられます

自我の能動的方面と言いますのは、知性の発達に伴って意識的に対外的な主張を行うようになるというようなことです

牡牛座の段階におきましても、自己の気質に従った頑なな拘りや好き嫌いというものはありますけれども、それは単に自身の性質に愚直に従っているだけであり、天より与えられた自己の資質に対して逆らうことなく極めて従順に従っていますので、それは極めて保守的で受動的な在り方であると言えるでしょう

けれども、双子座の段階に至りますと、好奇心が知識と経験の獲得を欲し、それらを獲得する能力がある程度育った段階からは、自分の得た知識や経験をベースとして、興味の対象となるものを選択的に志向することになります

そして、親や兄弟や友達などの狭い範囲においてではありますけれども、自己の好みや関心の対象というものを外に向かって積極的な形で主張し始めます

そして、ここで形成される自我の基礎部分というものは、やがてパーソナリティーとして発達していく個人のキャラクターの核となり土台となるものです

牡牛座までの季節においても植物は繁茂しましたけれども、双子座のピーク点に位置する「芒種」の時節には、十分な生産力・栽培力を持つに至った自然環境を利用して、そこで栽培する対象となる作物を選択し、自分が育てたい作物の種や苗を植えることとなりますが、このことは双子座において自我を選択的に発達させるのと同じ段階を表していると感じられます

双子座においては、将来発展していくことになるパーソナリティの「核=種」というものを獲得し、それを自分の中に蒔いたり植え付けるということです

(GEMINI 16 °): A WOMAN ACTIVIST IN AN EMOTIONAL SPEECH DRAMATIZING HER CAUSE.
(私訳):感情的なスピーチで主張を脚色する女性活動家。

これが双子座16度のサビアン・シンボルですけれども、自己の主張が誇張された極端な演出によって脚色され強調されています

双子座的な段階にある子供について考えてみますと、このように芝居がかった大げささを交えて、状況を自分にとって有利になものにしようとする努力がよく見受けられるものです

自分の関心のあるものを獲得したり、自身の意向に誰かを従わせるためにこのように大げさな意図的演出が用いられます

子供が欲しいおもちゃをねだる際などにも、よく相手を脅迫するかのような強い語調や大げさな表現などが見られますけれども、それが双子座が16度において獲得した、意図的に自分に好ましい状況を作りだそうとする力であると言えます

イメージにおいて女性活動家が感情的に自らの主張を訴えているシーンというのは、そのまま子供が「あのおもちゃを買ってくれないと僕はきっと死んでしまうよぉ」などといって親に玩具をねだってごねているのと質的に共通するシーンであるということです

対向する射手座の16度も見てみましょう

(SAGITTARIUS 16 °): SEA GULLS FLY AROUND A SHIP IN EXPECTATION OF FOOD.
(私訳):餌のおこぼれを期待して船の周りを飛び回るカモメたち。

カモメは船の周りを飛んでいれば、餌のおこぼれがもらえることを知っています

双子座が極めて意図的に状況を作り出そうと試みていたのに対して、射手座というのはこのように状況を上手く利用するという方法論を用いているということです

こういうところが射手座らしい大らかさである訳ですけれども、射手座というのは宇宙的法則のような極めて遠大な法則に従うことをモットーとしており、あくせくと努力するような態度ではなく、気ままに伸びやかに過ごしながら、そこにあるものを利用するという楽天的な態度を持っていると感じられます

双子座は自分が欲しいものを得るために、大げさな身振りでキーキーと声を発して強く主張をします

射手座は状況の中で上手く立ち回って、労せずして自分の欲するものをもっと楽に得に入れようとするでしょう

双子座のように微視的で、自己の趣味や嗜好に捕らわれ過ぎるのでなければ、それなりに自分にとって必要な物というのは、周囲の状況を利用するだけで簡単に見つけて手に入れることができるという、巨視的な視野で人生を達観しているのが射手座の特徴であると言えるでしょう

双子座は自分の持ち物や生活スタイルなどに対して一定の拘りを持ちやすいでしょうし、反対に射手座は用さえ足せれば物事には頓着しない、服なども取りあえず着られれば何でもよいし、腹を満たせられるものであれば何でも食べるというような感じかも知れません

以上になります

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