「雨水」 魚座イングレス+満月

19日の朝に太陽は魚座にイングレスして24節気の「雨水」を迎えます

そして翌20日に日付が変わった直後には太陽が魚座1度、月が乙女座1度の位置にて満月となります

各サインの1度で生じる5回連続の満月も4回目となりました

①2018年11月23日 射手座・双子座1度 「小雪」
②2018年12月23日 山羊座・蟹 座1度 「冬至」
③2019年 1月21日 水瓶座・獅子座1度 「大寒」
④2019年 2月20日 魚 座・乙女座1度 「雨水」
⑤2019年 3月21日 牡羊座・天秤座1度 「春分」

この「雨水」の頃からは雪が雨と変わり、寒さが緩み始めると言われていますけれども、春に向けて生命が蘇るのに必要な水が与えられる季節ということになります

(PISCES 1 °): IN A CROWDED MARKETPLACE FARMERS AND MIDDLEMEN DISPLAY A GREAT VARIETY OF PRODUCTS.
ごった返した市場で農夫と卸売人が非常に多くの品々を陳列している。

(VIRGO 1 °): IN A PORTRAIT, THE SIGNIFICANT FEATURES OF A MAN’S HEAD ARE ARTISTICALLY EMPHASIZED.
肖像の中で、男の頭の際だった特徴が芸術的に強調されている。

この魚座と乙女座の1度によって形成される軸上で太陽と月とが相反して向かい合う形での満月となる訳ですけれども、そもそも魚座というのは没個性的な集合性の、乙女座は個的存在が強調される個性というそれぞれの象徴的なあり方を代表する相反的内容を持っていると感じられます

これは他力的生き方と自力的な生き方といった対比に見られるような相反的内容であるわけですけれども、一方で奉仕的な性質という側面におきましては、魚座は神仏をはじめとする霊的世界における無私的な奉仕精神を持ち、乙女座は現実的な世界における実務的方法における奉仕性や献身性というものを持っていると感じられます

相反するサインや度数といいますのは、このように同じ課題を共有しつつ、相互に相反する方法論を持ってテーマにアプローチをするという特徴が常に感じられるものです

1度というサインの起点においてはそのサインの30度において展開されていく全ての要素が潜在的にすべて含まれており、そのサインの持つ特徴が濃縮された純粋な状態におかれているということになるでしょう

正反する度数同士は、お互いの相反する方法論を相互に取り入れることによって、その軸の有する課題を成就するための力をはじめて得ることになります

例えば、魚座的な奉仕精神は天や神仏に祈りを捧げ、世界の平和と人々の幸福を祈るとします

そうした清らかな精神性を持った存在というものは勿論尊いものですけれども、殺伐とした現実世界において、そうした力が直接的に物事を動かすということはほとんどないでしょう

そこでは乙女座的な実務的な献身というものがなければならず、これは神社仏閣なとで神仏にいくら願いをかけたとしても、実際の現実的な努力が伴わないのであければ、実際には何事も成就しないということと同じようなことを示しています

一方で、崇高な奉仕精神に基づかない実務的能力というものは、自らの野望を達成するための利己的な権謀術数的手段に堕してしまい勝ちになるといようなことも容易に考えられます

今度の満月において成就されるべき物事の例えとして、仮に日本を例にして考えますと、天皇という日本人の精神的主柱と、政府という実務能力を担う権力主体とが、世界の平和や日本の国の繁栄のために、一体的な働き方をする、というようなことが考えられます

1度というサインの起点における満月ということを考えれば、そうした動きが始動する起点であるとも考えられるのではないでしょうか

家事に長けているお母さんはとかく子供にも厳しい教育ママとなりやすいでしょうし、人柄が良くて優しいお母さんは現実的なことは何にもできない役立たずのお母さんになり勝ちではないでしょうか

要するに片手落ちはいけないということであり、尊い精神性と現実的努力や能力というものが相伴う形で機能してこそ、人を助け世の中をよくしていけるような働きができるのだ、ということを今回の満月は象徴するのではないかと感じます

 

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