4月5日 「清明」&新月 @ ♈16°

本日、4月5日は午前中に太陽が牡羊座の16°に進んで二十四節気の「清明」を迎え、夕方には同じ度数において新月を迎えます

昨年10月から7度も連続して、各サインの折り返し点である16°における新月があり、今回はその最後となります

①2018年10月9日 天秤座16度 「寒露」
②2018年11月8日 蠍 座16度 「立冬」
③2018年12月7日 射手座16度 「大雪」
④2019年 1月6日 山羊座16度 「小寒」
⑤2019年 2月5日 水瓶座16度 「立春」
⑥2019年 3月7日 魚 座16度 「啓蟄」
⑦2019年 4月5日 牡羊座16度 「清明」

(ARIES 16 °): NATURE SPIRITS ARE SEEN AT WORK IN THE LIGHT OF SUNSET.
(私訳):夕陽の光の中で、活動を始める精霊たちの姿が見られる。

16度というのは、各サインにおいて何らかの意味で反省や気づきが得られるポイントであり、そのサイン特有の性質の行き過ぎた部分への反省として、一旦、冷静に自己を省みて、更なる次の段階へ進むための気づきが得られます

牡羊座というのは、衝動に突き動かされて闇雲にアクションを飽くことなく繰り返すようなアクティブさに充ちたサインです

夕刻というのは肉体的活動を止めて、精神的活動へとスイッチが切り替わる時であり、ここでは活動に伴う消耗を補うような小休止や回復の必要性が意識されているのだと感じられます

そのようなインターバルにおいても、次なる活動への情熱が胸の内で密かに温められることとなり、牡羊座というのは小休止の間にもやはり活動を志向し続けるサインであることには変わりはありません

7回連続する各サイン16°の新月は、その最初において天秤座の16°からはじめられ、今回の牡羊座の16°によって閉じられます

そして、この天秤座16°と牡羊座16°は正反する正確なオポジションとなり軸を形成します

ということは、この軸の持つテーマと言いますのが、この一連の新月によって演出されていたということになるかも知れません

(LIBRA 16 °): AFTER A STORM A BOAT LANDING STANDS IN NEED OF RECONSTRUCTION.
(私訳):嵐の後で、桟橋は修理が必要な状態になっている。

こちらの天秤座も牡羊座と同様に活動星座であり、その活動に対する反省的な意味合いとして、一旦立ち止まらざるを得ないような状況が示されています

天秤座というのは他者との関係性に関わるサインであり、桟橋というのは他者との間に架けられる橋を意味しているのだと感じられますけれども、それが修復が必要な状態となっているというのは、他者との関係性を積極的に構築していこうとする天秤座において、他者との関係性の築き方にたいする反省的な内容が示されているのだと感じられます

この向かい合う二つの星座の16°によって形成される軸においては、自己の在り方というものが一方においては、自己の能動的活動の中に主観的立場から見出そうとし、一方は他者との関係性の構築において、客観的な評価を得ようという相反的なアプローチにおいて、何れにしても、自己の存在というものを確固たるものとして確立したいというテーマが共有されていることになります

相反するサインというものが、それぞれの反省的ポイントである16°にある時というのは、相反するサイン同士の相互補完的働きというのも当然ながら強く意識されてくることとなります

つまり、牡羊座というのは、他者との関わりの中にある自己というものを顧みることが必要であり、天秤座においては、他者との関係性以前に自分というものに内容や価値が伴っているのかどうかということを反省する必要がありそうです

人間というのは、自分よりも優れた人との関係性を望むものですけれども、関係性を築き得る他者というのは、あくまでも自身の価値とある程度釣り合っているか、そうでなければ利用する側とされる側という一方的な関係性というものしか成立しません

他者や世の中における自己の真の価値というものは、どのような関係性を築き得たかということもありますけれども、それに先んじて、どのような自己を築き得たのかということの方がより大切であることは間違いないでしょう

また、牡羊座においても、闇雲に衝動的なアクションを繰り返していても、それが自分の属する社会において受け入れられるものでなければ、結果的には社会的に淘汰されていく運命にしかないということが言えるでしょう

これから日本は、いよいよ来月に御代代わりを迎えて新たな日本として再出発することになりますし、来年にはオリンピックという国際的ビッグイベントのホスト役として振る舞わなければなりません

日本はそういう意味では、正しく牡羊座的な新たなスタート地点にいるのですけれども、日本という国が新しい時代性を反映した自己表現をしていくに当たって、そこには国際社会における外国の目に映る日本というものが意識されていなければならないでしょうし、諸外国との関係性を良好に保つことへの最大の配慮というものが必要となるでしょう

ということで今回の新月は、自己の在り方というものを主観的立場と客観的立場の双方から見つめ直すのによい機会であるということになるのではないでしょうか

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