マーズ・リターン

ここのところ、まったくモチベーションが得られず、何に対するやる気も見いだせずにほとほと困惑気味でしたが、今から62時間後にマーズ・リターンを迎えることに気づきました。

前回のリターンからちょうど2年弱が過ぎて、前回のリターンで得られたモチベーションがエンプティ状態になっているのだ、と考えれば、今、何に対してもまったくやる気が起こらないというのは当然のことであると言えるのかも知れません。
むしろこういうタイミングの時に、何かの刺激で自分を無理矢理でも鼓舞しようなどと人為的な計らいをしてしまうと、星から得られる筈の新規のエネルギーの吸収を、かえって阻害しかねない結果となってしまうようなことも予想できるのではないでしょうか。

ところで、このような無気力な方向感のない状態というのは、毎月の新月前にもよく感じられることです。
自分の場合は、大体新月の4,5日前から、非常に強い無気力感が訪れることが多いです。それは、それだけ月のリズムに無意識に自分の状態をリンクさせていることの、証拠といってもいいのかも知れません。

今回は、マーズリターンと新月のタイミングの差が、僅か10時間半ほどしかないので、双方の影響で無気力で方向感が定まらない感覚が強まっているということもあるのかも知れません。
もともと活動的な方ではないのですが、ここ数日に感じている無気力感というか方向感のなさは、ちょっと心配に思えてくる程のものでした。

また、先月の9月20日の新月が、自分の出生火星の度数である乙女座28度と一致したところで起きていたことを考えますと、次の新月が自分のマーズ・リターンと10時間ほどの僅差で起きることには、何か特別なものを感じなくもありません。

加えて、一ヶ月後にはプログレスの満月が起きますが、その際の月の位置も、出生の火星と1度しか違わない位置で起きます。
つまり進行の太陽と月が、出生の火星に対してそれぞれオポジションとコンジャクションをタイトに形成しており、何かと出生の火星が刺激を受ける形で、経過や進行の月の満ち欠けが生じているのです。

明後日のマーズ・リターンを経過してみないことには、まだ何とも言えないのですけれども、生涯の中でも極めて特殊な形で出生の火星が刺激されている時期に当たるのかも知れず、今後の自分の人生展開にどのような影響が現れるのか、非常に興味深く思われるところです。

自分は先々月末に社会をリタイヤしてしまったし、現在は家族も持ち合わせませんので、外から役割や責任を与えられる要素を一切持たないのです。もちろん、納税のような義務だけはしっかりありますが(笑)
自分の中に純粋な形で芽生えてくるモチベーションというものがなければ、自分が生きていることの意味というものを一切見いだせないという状況下にあります。

これまでは外から追わされている役割や責任をまっとうすることに意識の中心がおかれていましたので、殊更にマーズ・リターンを意識しなくても済んだのですけれども、自分の存在意義を自分自身で創出していかなければならないという状況の中で、このように出生の火星が刺激されることには、非常に大きな意義を感じるところです。

↓ 9月20日新月時の乙女座28度のサビアンについて。(参考)
https://harvest-moon.net/2017/09/18/virg28/

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