眞子様の禁じられた叶わぬ恋
眞子内親王におかれましては、既にご婚約が内定され、来月には正式な結納である「納采の儀」が予定されていましたけれども、この度それが再来年まで延期されるということが発表されました
大変残念なことになってしまったわけですけれども、皇室に非常に関係の深い識者の言によれば、これは事実上の破棄と考えて間違いない、とのことでした
眞子様とお相手の方は、お互いの間柄について月と太陽に例えて話をされていた、とのことですけれども、眞子様は月と太陽が正反対に位置する満月の夜に、その満月がもっとも天高い位置に昇った時にお生まれになられておいでのようです
この配置は、教科書的な読み方として、結婚に関して実現を目前にして破談になる相であると説明されることが多いようですので、正しくそのように働いたのだと言えそうです
人間というのは、0からスタートすればプラスになる局面が多く、元が0なので何かを失うことを恐れる必要もなく、至って気楽に生きられる部分が多いように思われます
しかし、このように満月のタイミングで、その満月がもっとも高い位置にある時にお生まれになられるということは、所謂プライベートな世界というのが一切持てないような非常に窮屈な部分が出てくるように思われます
加えて土星もスクエアで土星と太陽と月でT字スクエアが形成されていますので、なおのこと厳しい管理下にあるような印象が強い出生図です
月が天頂に合しているというのは、それ自体が私的な部分が公的に活かされて生きることになりますので、私的な部分が公に対して公開される度合いが非常に多い方となります
一般的な例で考えれば、例えば料理屋の女将のように身内のようにしてお客さんと接するような商売であるとか、内情を吐露するタイプのアーティストであるとか、自身のキャラクターを活かして活躍するMCとか、そんな様な形で私的な部分がオープンにされているイメージです
ただでさえ、プライベートな部分がそのように公に晒されやすい環境に居やすいことに加えまして、満月の配置というのは、公的な意志を表す太陽の光を真正面から受ける位置に私的な感情を表す月があるわけですから、ここでも公的な目的のために私的な部分を犠牲にしやすいパターンが生まれやすいと考えられます
また、眞子様の太陽は天秤座の最後の度数である30度にあります
天秤座とは社交性を表しますので、対人的な処世術には非常にこなれていることになるでしょう
ということは、ここでも対人・対外的な世界との縁が極めて密接であることが示されています
しかしながら、天秤座最後の度数である30度においては、天秤座に留まりながらも、心情的にはすでに次の蠍座に心が向かっており、自分にその要素が不可欠であると切望する段階にあると言えます
あるサインの30度と次のサインの0度というのは、実質的には等しい部分がある筈だからです
天秤座が表の人間関係とすれば、蠍座というのは他人から見られることのない隠れた部分で親密につながる人間関係を表し、そこに行動力の火星と好奇心の水星、そして冥王星の三つの天体が入っていて大変強調されています
あとはAscやMCも含めて不動サインに7つと感受点が多いですので非常にしっかりした、芯の強い方であるような点と、地のサインにも6つと感受点が多く実直で現実的な面が強そうな点が特徴的です
わたしが今回注目したいのは、以前から注目しているセミスクエアという45度のアスペクトです
この45度のマイナーアスペクトというのは、表面的な物事はさほど惹き起こさないけれども、その分、心理的な側面には非常に強力な影響をもたらすものと個人的に考え注目しているからです
眞子様の場合は、天秤座30度の太陽に対しまして、乙女座14度にある金星がオーブ1度強で成立しています
この45度は円周360度を8で割った度数であり、8という数霊の働きに強く関連します
マルセイユ版タロットでは8のカードは正義となりますが、ホロスコープの第8ハウスが冥王星であり、その支配星が冥王星であることから、それらとの関連で考えた方がイメージしやすいかと思われます
8は完全性を求める数霊ですので、完全に合うものとは深く結びつこうとする一方で、合わないと判断した物は容赦なく排除するということになります
厳密に調べて良い物は活かすし、そうでないものは亡き者にするというような極端な2面性を持つと考えられますし、自分の意に合うように物凄いプレッシャーをかけてくるような側面があると考えます
そして、眞子様の金星が太陽に45度の角度で捕らわれていることが、どのように作用するのかと考えてみます
45度というのは、はっきり活かすのでも殺すのでもない状態において相手を捕らえて放さない、とにかく相手の自由を奪って自分に縛り付けておく、というようなところがあるように思われます
90度のスクエアというアスペクトは大っぴらに公然と相手を否定したり邪魔をするような立ち位置です
180度のオポジションはお互い対等な立場で対向的に緊張感を持って向き合っていますけれども、対立的ながらもお互いを尊重し合わなければならないような雰囲気が出てきます
45度というのは、表だって否定する訳ではないけれども、感情レベルにおいて相手に根強い干渉を行うように思います
相手を捕らえて活かさず殺さずのまま離さずに、自分の意に従うようにと強いプレッシャーを向け続けるので、相手は蛇に睨まれた蛙のような状態になるといったところではないでしょうか
こうした閉塞感は、反動として金星をして禁じられた恋へと衝動的に向かわせることになり勝ちであろうと感じられます
無論、その恋が認められることは決してなく、叶わぬ恋となることになりやすいでしょう
月が代表する私的な感情というものが、徹底的に公的なもののターゲットにされていることに加えて、太陽は月ばかりか恋愛感情を表す金星をもターゲットにしているのですからたまったものではないという感じがします
また、婚約延期の発表がなされた今、トランジットの海王星がちょうど魚座14度に来ており、眞子様の乙女座14度の金星とオーブのないぴったりのオポジションを迎えています
この配置においては、信じて追い求めていたものが、実は単なる虚構に過ぎなかった、というような気付きを与えるものとなるように感じます
現実に目が覚めて、それまで欲していたものに急に幻滅したり失望を感じたり、といったことが起きるのではないかと思われます
海王星は現在魚座14度ですが、そのサビアンシンボルは次のようなものです
(PISCES 14 °): A LADY WRAPPED IN A LARGE STOLE OF FOX FUR.
(私訳):大きなキツネの毛皮のストールを身に纏ったレディ。
サビアンシンボルの読み方は決して一遍通りのものではありません
女性が毛皮のストールを纏うというのは、自身を着飾ってより大きな、あるいは価値のあるものに見せているということであり、飾ること自体は肯定的にも否定的にも受け取ることが可能です
けれども、ここでは金星に対向している海王星の度数ということを考え合わせますと、「虚飾性というものが暴かれる」というようなイメージを読み取ることができるでしょう
掘り下げたい点は他にもたくさんありますけれども、あともう一点の大きく気になった部分として、眞子様の土星が水瓶座1度にあることを取り上げたいと思います
この度数は、再来年の12月に起きる土星と木星が合するグレート・コンジャクションを迎える度数になります
つまり、眞子様は新たな風の時代を迎える祈念すべき歴史的瞬間に、ご自身のサターン・リターンをお迎えになられるのだ、ということになります
実は、皇太子殿下もこの度数に火星をお持ちになられています
再来年にはすでに皇位につかれていらっしゃるだろうことを考えますと、この度数に殿下が個人的天体である火星をお持ちであるというのは、非常に意味があることと考えておりましたけれども、眞子様におかれては、ご自身個人にとって更に意味深い瞬間を、この歴史的瞬間とともに迎えられるのだ、というように感じられます
そのようなこともあり、個人的には眞子様にはずっと御皇室に留まっていただきたいように感じます
黒田家に嫁がれた元紀宮清子内親王の降嫁の際にも、あれだけの素晴らしい人材が皇室から流出してしまうことに、非常に残念な思いを強くしたのですけれども、女性天皇云々の話とはまったく異なる話として、眞子様のような方は皇室に身分が残されるような伝があって欲しいように思われるところです
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