イマジネーションの季節
ちょうど魚座の真ん中辺りを過ぎた頃である訳ですけれども、日々とても強く感じますのは、魚座というのはつくづくとイマジネーションの季節と呼ぶに相応しい、といったことです
朝の寝起きなどに特にそう思うのですが、意識が茫漠としてはっきりしない中で、イマジネーションだけはやけに鮮明に活き活きと働いています
そうしたイマジネーションの持つ力というのは、現実の創造に直結するダイナミックさを秘めたものとして感じられます
知性の力である思考というものは、物事を分析して明確にはしますけれども、イマジネーションが持っているような創造に直結するような力は持っておらず、もっぱら過去の経験に縛られた現状分析を行い、そこから類推されたものとしての未来しか思い描くことはできません
未来を創造的に形作る上においては、この魚座あるいは海王星の持っている、あたかも現実と感じられるようなビジョンを湧き立たせる想像の力が不可欠であり、イマジネーションこそが無から有を産み出し得る唯一の力であるのだと感じられます
学校や職場などの、新たなスタートを翌月に控えている方も多いことと存じますけれども、何のビジョンも思い描けない時、未来は不安に包まれてしまい勝ちになるでしょう
もしかすると、知性の考える力ばかりが先立ってしまっていることが原因かも知れません
その一方で、夢と希望にワクワクしながらスタートの時を心待ちにしている人というのもまたいらっしゃるでしょう
そうした方々は、魚座や海王星の持つイマジネーションの力というものを正しい形で活用しているのだ、ということが言えるでしょう
イマジネーションの活用のためにはリラックスすることが何よりも必要であると言えるでしょう
緊張でガチガチになっていると、生命の力は削がれてしまう一方です
「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」という格言があり、人間は自分の分に相応しい願望を持ったり言動をすべきだ、との考え方があります
しかし、「逆もまた真なり」ということを言わなければなりません
つまり、「人は自分が思い描いた願望や振る舞いのとおりに現実を創造する」ものであるのだということです
春分の日まであと2週間足らずですけれども、4月からの素晴らしいスタートへ向けて、魚座の持つ瑞々しい蘇生力を存分に取り入れながら、日々を過ごしたいと思うところです