タロット備忘録(20181214) ~心を充たすもの~
今日の一日のはじめに引いたもの
現状を表すことの多い左下にはソードの4が示されました
これは3日前にトライアングルの頂上に課題として示されたものであり、乱れている自律神経の復調が課題という風に読んだものです
それが、この位置で再び出たということは、自律神経の失調が回復された状態を示しているものとして受け取りました
実際に、栄養不足を補うことを中心にケアをした結果、体調は何とか通常レベルまで復調してきたところです
課題や目標としての頂上には、カップのエースが示されました
ここには昨日はカップの6が示され、内なる自己と一致するような自己の在り方が課題として示されたと受け取りましたけれども、今日はもう少しダイレクトな形で、「自分にとって真に好ましいと感じられるもの、自分の心を本当に充たしてくれるものとは何か?」ということが問われているように感じられました
心を至福の喜びによって充たしてくれるもの、まずはそれが何であるのかを見極めることが必要だということです
そして、右下の努力や改善の方向性としては、昨日は左下に出て、自己拡大の欲求として受け取ったワンドの5が再び表れました
これは、昨日受動的な形で立ち現れてきた欲求を、意識的な努力の方向性として堅持せよ、というように受け取ることにします
また、ワンドの5は自己の拡大的な欲求であるとともに、自分の外側にあるものへの獲得欲のようなものとしても捉え得るのではないかと感じられます
自己の拡大拡張ということは、すなわち自分の外側の世界に対する影響力の増大ということと等しいわけですから、それは当然のことであり、外の社会へ与える影響が善的なものである場合も、有害である場合もあり、また、ニュートラルであることもあり得るでしょう
つまり、右下のワンドの5と頂上のカップとの関係性において、聖杯を我が物にしたいとの欲求を抱くべきだ、というように解釈をしたいように感じられるのです
私は基本的に自分の中の欲求に対して否定的な態度を生来あまりにも強く持っています
食事なども、極めて質素な最低限のものだけで済ませていながら、それでももっと質素に少なくしたいとの欲求を常に潜在的に持っていて、そのため、栄養不足で不調を招くことが多いですし、食欲以外の欲求に対しても概ね似たような傾向があります
けれども、人間がこの地上において活動する上では、低次のものとはいえ、欲求はすべからく充たされることが必要です
今日のカードで言えば、ソードの4で示される心の平安に留まっていたいが為に、ワンドの5的な外の世界への働きかけということをせず、聖杯の示すところの自己の欲するところのものを手にせずに済ませている、という面が強くあると言えるでしょう
しかし、そのような消極的態度でばかりいては、世の中に生まれてきても、何も為すとことないままに、再び草葉の露とはかなく消え去っていくだけの人生となってしまうでしょう
欲求というものには、人を救いたいとか、世の中をよくしたいであるとか、そのように次元の高い欲求もあるのであり、そうした高次の欲求を果たすためにも、まずは低次の肉体的・感情的欲求も充たされた状態にあるということが必要である、というように考えなければいけないのでしょう
ということで、新しい人生の聖杯を探し求める心の旅に出てみる必要がありそうな、そんな感じで全体を受け止めておきたいと思います