メンタリストDaiGoさんのホロスコープ ~蠍座の太陽が志すもの~
今日は最近YouTube等の動画で気になっている、メンタリストのDaiGoさんのホロスコープを観させていただくことにしたいと思います
DaiGoさんは1986年11月22日に静岡県清水市でお生まれとのことであり、一部のネット情報におきましては、ご本人が以前の旧いブログにて、ご自身の出生時間は午前0時であると公表していたとありますので、取りあえずそちらを信用したいと思います
その場合には、Ascが乙女座でMcが双子座ということになります
DaiGoさんから受ける第一印象としての清潔感や繊細な雰囲気などは乙女座Ascの印象によく合致すると感じられますし、お仕事としても著述やメディアを通じた情報伝達をメインとされているところは双子座Mcに非常によくマッチするものです
DaiGoさんの出生太陽につきましては、この日の午後23時37分以降に生まれた場合には次の射手座となりますけれども、ご本人の印象としては極めて蠍座的な印象が強く感じられ、その30度であろうと感じられます
この各サインの最後の度数である30度の方といいますのは、そのサインの持つ特性やスキルを、極めて無造作に、しかも高度に発揮される方が多く、DaiGoさんの場合も深層心理に通じた洞察力の鋭さという蠍座の持つ特性が遺憾なく発揮されていると感じられます
しかしながら、この各サインの30度といいますのは、既にそのサインにおけるすべてが開拓し尽くされており、それ以上の開発の余地がないという点で、本人からすると最早そのサインに対する一切の執着や囚われがなく、既に関心は次のサインへと移っているということになります
各サインの30度とは実質的には次のサインの0度を意味する、とわたしには常々感じられているところです
また、そのように既にそのサインに対する思い入れや拘りから離れているという点こそが、無心の状態で自在に才能やスキルを発揮できることを可能としている、ということが言えるでしょう
DaiGoさんの月は、この日の午前10時24分までにお生まれの場合は蟹座であり、それ以降ですと獅子座ということになりますけれども、ご本人の印象からはやはり蟹座の月という印象を受けるところでありますので、やはり午前0時という出生時間の方を信じて蟹座と考えたいと思います
その他の天体につきましても、DaiGoさんの場合はこの日の何時に生まれたとしても同じ度数に留まっていることになり、通常は水星や金星などは1日のうちに1、2度は動くことの方が多いですけれども、この方の場合は出生時間が不確かであっても、月を除くすべての天体についてサビアンシンボルで読むことが可能となります
DaiGoさんの出生天体のサインと度数【☉:♏30度、☽:♋(度数は不明)、☿:♏14度、♀:♏6度、♂:♒27度、♃:♓14度、♄:♐11度、♅:♐22度、♆:♑5度、♇:♏9度】
DaiGoさんの出生図では、太陽がある蠍座に水星と金星、そして冥王星と4つの天体が集中しており、太陽と水星、金星はパーソナリティを形成する重要な天体であることから、極めて蠍座の要素が濃い方だというのが分かります
加えまして、すべての10天体のうち、水のエレメントに属するものが合計6つと過半を占めて多くなっており、太陽に次いでパソナリティの核となる月も蟹座という水のサインであることから、極めて水の要素が濃い方であるということも言えます
水の要素といいますのは、人間の心理機能のうちの感情機能に相当し、自他の感情的動きに対して鋭敏であるとともに、同調したり共感する能力が高いことになりますので、当然ながら人の心を巧みに読む能力に長けているということになります
DaiGoさんの中で特に中心的である蠍座の性質といいますのは、自律神経機能と密接に結びついており、自身の生存に対する恐れや不安というものを非常に抱きやすい側面を持っています
蠍というのは恐れの感情に基づいた防衛本能が強く、防衛のための外殻を持っているとともに、反撃のための毒針を持っています
蠍座は基本的に感情を溜め込む性質がありますけれども、溜め込んだ感情エネルギーは一気に暴発させる形で発散されることになり、この際には恐れの感情エネルギーが怒りの感情エネルギーへと変換されているのだと感じられます
DaiGoさんは小1から中2までの8年間ずっとイジメに遭っていたということですけれども、蠍座というのは自分の殻の中に閉じ籠もりやすい性質が強く、この蠍座の性質が極めて強いということが、そうした事態を招く一因となっていた可能性もあるのかも知れません
しかし、中2の時にお母さんをバカにされたことを切っ掛けにして、そこが工作室だったので足下にナタがあり、それを相手に投げつける形で怒りを爆発させ、それ以降イジメを受けなくなったといいます
母親のことを傷つけられるというのは、DaiGoさん自身の蟹座の月が傷つけられることを意味しており、それがトリガーとなって、蠍座の持つ本性としての怒りがついに暴発したという格好になろうかと感じられます
DaiGoさんはここではじめて、毒針で敵を倒す蠍のように、自分の中に溜め込んだ感情エネルギーを怒りとして爆発させる形で相手に反撃するということを学んだことになるのでしょう
DaiGoさんが様々な知識を貪欲に学ばれているのは、蠍座の持つ極めて高い集中力と溜め込んでいく性質ということもありますけれども、基本的にはそれらの知識によって自らを防衛したり相手に反撃するため、というのがそもそもの動機であったのではないかと感じられるところです
長い期間イジメに遭ったという経験からも、積極的に自分を守り反撃するためにありとあらゆるスキルを蠍座らしい貪欲なまでの集中力で獲得していったのではないかと想像されます
DaiGoさんの出生図の中で、ご本人にとって恐れとして感じられるものというのは、出生の土星が表しているということになるのではないかと感じられます
出生の土星といいますのは、月から火星までのパーソナルプラネットとの配置にもよりますけれども、特に幼少期から成人するまでの間には、自分にとっての嫌なもの、苦手なものとして意識されますし、昂じればそれは恐れの対象として意識されることになります
特にDaiGoさんの場合は蟹座の月と正反対の位置の山羊座に土星がありますので、幼少期に出生土星が表しているものに対する恐れの感情を強く持っていたとしても不思議ではないと感じられます
DaiGoさんがイジメを克服できた時期は、進行図における進行の太陽が、ちょうど出生土星のある射手座11度の位置に到達した1998年の時期と重なっているのではないかと感じられ、イジメを克服できたということは、要するに自分の中の恐れ=土星を克服できたのだということにもなるでしょう
また、経過の冥王星が1994年~1995年にかけて出生太陽に合している時期があり、この時にDaiGoさんは8歳くらいかと思いますけれども、この時期に冥王星によって生命エネルギーが最高度にチャージされていたことで、長きにわたるイジメに遭う期間を耐え抜くことができたのかも知れません
経過の冥王星は1999年から2000年にかけて出生土星と合しており、一度克服された出生土星というのは、今度は積極的に追いかけていく人生の課題へと変貌を遂げるので、ちょうど高校生のこの時期にDaiGoさんの人生目標や生き方のスタイルの基礎が確立されていったのではないかと想像するところです
そして、2014年から2015年にかけて経過土星が出生太陽に合しているとともに、2015年から2016年にかけてはサターンリターンを迎え、2017年には進行太陽が山羊座にイングレスするというように重要なイベントが連続しています
DaiGoさんのメンタリストとしての活動は2011年には始まっていたようですけれども、上の2014年から2017年にかけて、DaiGoさんの中で人生上の極めて大きな変革が、少なくとも心理面では起きているのではないかと想像されるところです
これらのことから、DaiGoさんはこれからの人生において、何か新しい方向に舵をとっていくようなことがあるのではないかと想像するところです
極めて早熟で早い時期から成功を既に手中に収めているDaiGoさんですけれども、この2014年から2017年にかけて迎えた一連のホロスコープ上の節目というものが、この方の人生の上において、どのような展開をもたらしていくことになるのでしょうか
DaiGoさんが非常にたくさんお持ちである水のサインといいますのは、他者との共感性の強さという点におきまして、人気に関わる仕事とは非常に相性がよい訳であり、タレントとしての活動にそれは活かされていると感じられます
DaiGoさんの中で最も強調されている蠍座の資質としての洞察力の鋭さもメンタリストとして活かされている訳ですけれども、蠍座というのは恐れの感情が強いことを要因として、相手や状況を完全に自分のコントロール下におきたいという支配的欲求の強さとも関係してきます
DaiGoさんの強い蠍座的性質の中におきまして、この強い支配欲、つまり権力を持ちたいという欲求という部分は、まだ満たされていないのではないかと感じられます
わたしは以前から、政治家には水の要素が必要ということを言っており、それは多くの支持者を獲得する為には、他者との共感能力が高いことが必要であるということを意味しています
水のサインの中でも蠍座というのは、特定の相手との強固で深い結びつきを意味し、蟹座の場合は大衆的な要素や母性的な要素、魚座は無私なる犠牲心というものを表していると感じられます
政治家としての資質としては、大衆的な支持を得ることも他者に対して犠牲心が発揮できるようなところも必要でしょうし、そうした要素をDaiGoさんも蟹座の月や魚座の木星として持っている訳です
けれども、蠍座のように特定の相手と強固に結びつく要素といいますのは、強固な支持基盤を獲得できるという点において、より一層政治家として必要性の高い要素となっていくるのではないかと感じられます
今年7月に行われた参院選挙結果では、来年末に迎えるグレートコンジャクション以降に迎える風の時代に向けた変革の兆しが見られたと感じられたころです(「蟹座とポピュリズム~参院選挙結果と来年の重大な天体イベントとの関連性」)
特にN国党の立花党首によりまして、新しい形での選挙活動や政治活動のあり方というものが示唆されているところです(「NHKをぶっ壊す!の人 ~立花孝志氏のホロスコープ~」)
しかし、肝心なことは立花氏によって実効性が証明された手法によって、その後に続く人が出て来るか否かということになります
DaiGoさんの場合は、既に著名人であることに加えて、人気YouTuberとしての実績をお持ちです
N国党の立花氏によって、YouTubeやSNSを通じて闘う選挙戦の有効性が示されているだけでなく、YouTubeを通じた政治活動は時代の要請ともマッチする上に、その活動を通じて政治資金を企業や支援者との癒着のない形で効率的に調達することを可能とすることも実証的に示されています
わたしは、風の時代に向けた変革の流れの一端としてのこの政治の変革において、DaiGoさんという存在は極めて適した資格をお持ちであると感じます
NHK絡みのワンイシューしか持たないN国党からDaiGoさんが出馬されることはないと思いますけれども、DaiGoさん自ら何らのイシューを掲げる形で政治に参画され、政治手法の共通性という点でN国党と連携を密にとり、統一会派を組むことを前提として活動されればよいのではないかと感じられます
DaiGoさんの動画を拝見しますと、既に何らかの政治的課題が強く意識されているのではないかと感じられ、それはイジメや自殺をはじめとする現代社会が抱える精神的ストレスに関連するものではないかと感じられますので、「メンタリス党」などという党名などは相応しいかも知れません
DaiGoさんの中では、中2の時の自身の怒りによる反撃という経験がおそらく原体験として心の中に常にあり、傷つけられている弱者に対して、怒りの反撃によって守りたいという欲求があるのではないか、と感じられるところです
政治家になるというのは蠍座的な力の支配欲を実現するための、あくまでも選択肢の一つに過ぎないということになるのでしょうけれども、その道に進まれる可能性は結構高いようにも感じられるところです
DaiGoさんの書斎で撮られている動画を先日拝見したところ、背後の本棚の本で一番目立つところに「西洋史と西洋占星術」という書名が確認でき、はっきり書名を読み取れたのもその一冊だけだったので、何となく親近感を覚えて今回このような記事を書いてみた次第です
折角、多くの天体の度数が明らかでサビアンシンボル読みができるというのに、今日はそれに触れることがないままそれなりの分量に達してしまいましたので、機会をあらためてDaiGoさんのサビアンシンボルについて読んでみたいと思いますけれども、出生の太陽と土星についてだけは最後に簡単に触れておくこととしたいと思います
(SCORPIO 30 °): CHILDREN IN HALLOWEEN COSTUMES INDULGE IN VARIOUS PRANKS.
(私訳):様々な悪戯を欲しいままにするハロウィーンの仮装をした子どもたち。
蠍座はその最後の度数である30度において、それまでに経験してきたあらゆる蠍座的な束縛からの解放を意識します
蠍座は極めて解放という言葉からはかけ離れた性質を多くもっており、むしろ自分や他者を縛り付けたい欲求に満ちています
水の不動サインである蠍座は、自他の様々な感情的エネルギーと同化してそれを溜め込んでしまうため、それらからの解放を常に強く欲しているということがあります
この30度において、蠍座の心は既に次のサインの射手座に向けられており、火の柔軟のサインである射手座の徹底した楽天的で開放的な世界へと至る必要性の確信へと辿り着いたというところでしょう
そして、この蠍座30度にあるDaiGoさんの出生太陽は、ありとあらゆる存在に対して自由に解放してあげたいという欲求に満ちていることでしょう
動画を通じて様々な生活上のスキルを伝えることによっても、ある程度はそれは実現できるでしょうけれども、DaiGoさんはそれでは飽き足らずに、自分自身がもっと力を手に入れることによって、より実際的な形で人々の魂と心の解放に向けた取り組みを行いたいと望んでいるように感じられるところです
DaiGoさんの人生課題としての土星は射手座の11度にあります
(SAGITTARIUS 11 °): IN THE LEFT SECTION OF AN ARCHAIC TEMPLE, A LAMP BURNS IN A CONTAINER SHAPED LIKE A HUMAN BODY.
(私訳):古代の神殿の左側で、灯りが人の形に似た容れ物の中で燃えている
これは射手座の、人類の叡智でありたいという欲求を表していると感じられます
射手座というサインはあらゆる形で人類の幸福を追求しますけれども、この11度において射手座は、人類にとっての叡智としての存在になりたいと欲求しています
この度数にある土星が恐れとして感じられる場合には、自分が幸福になれるかどうかについて強い恐怖心を持つことになるでしょうし、恐れを克服してからは人生目標として、人々の叡智であるような存在になることを欲することになると感じられ、DaiGoさんの様々な活動からは、人々を生活上の様々な囚われから解放して自由にしてあげたいという意図が感じられるところです
以上になります♥