橋本環奈さんのホロスコープ ~水瓶座の天使すぎる非現実感~
今日は天使すぎるアイドルとして大ブレークした橋本環奈さんのホロスコープについて観てみたいと思います
橋本さんは1999年2月3日に福岡にてお生まれで、ご自身のブログで13時16分生まれであることを公表した記事がありました(参照:「橋本環奈オフィシャルブログ(みーんな大好き♡)」)
火地風水のバランスで見ますと、AscとMcの2つの感受点も加えてみると風の要素が6と強くなっています
これはあまり物事に拘泥しないドライでクールなさっぱりとした印象を与えますけれども、パーソナルプラネットでこの風のエレメントに属しているのは太陽と水星だけであり、また、月は地の乙女座であることを踏まえますと、印象ほどドライでクールな訳ではなく、むしろ金星と火星と木星については水のエレメントに属していることから、ウエットな要素も持ち合わせているということが言えるでしょう
Ascが風の双子座であるという点は、わたしは橋本さんに常にどこか男の子っぽいところがあるという印象を抱いていますし、表面的にはドライでクールな印象を感じますので、わたしの印象としてはしっくり来るものです
また、Mcも風の水瓶座であり、こちらは映画のスクリーンの中など非現実的感覚のある世界での活躍とつながっているでしょうか
水瓶座の印象が比較的強い女性タレントにはコスプレイヤーのえなこさん(1月22日生まれで水瓶座に太陽、水星、金星、土星を持つ)や、きゃりーぱみゅぱみゅさん(1月29日生まれで水瓶座に太陽、水星、土星を持つ)などがいらっしゃり、妖精系か天使系かはともかくとしまして、割りと現実的な生活感とはかけ離れた印象をお持ちの方々で、非現実的な世界とマッチするような透明感や不思議な雰囲気を持つ印象の方がいらっしゃいます
橋本環奈さんも天使すぎるアイドルとして、その非現実的感覚の強い「奇跡の一枚」の写真が切っ掛けとなり大ブレークされました(参照ブログ:「宇宙海賊キャプテン博多ロック(2013年5月3日)」)
水瓶座的要素や風の要素が比較的強く感じられはするものの、全体的なバランスは調っていると出生図からは感じられるところですけれども、出生太陽と水星は水瓶座14度でぴったり合していますので、こちらの印象は橋本さんの中で最も強いものの一つであることは間違いないでしょう
このように水星が太陽と合していますと、客観的に物事を考えることができ難く、主観的な言動をし勝ちとなるでしょうし、悪気はなくとも思ったことをズケズケと言ってしまうようなところが出てくるでしょう
反面として、それは屈託のなさや一種の天真爛漫さとしても顕れてくることとなりますし、駆け引きをするような性格とは真反対の真っ直ぐな性格ということに結びつくのではないかと感じられます
また、この太陽と水星に対しまして、水瓶座という本来のサインにある天王星がオーブ1度で合している点もこの方の大きな特徴となっており、これによって水瓶座的な非日常的感覚というものが更に強調されて出てくることは間違いなさそうですし、言動にやや奇抜さやユニークな要素が加わり、それが一般的にはキツいような印象を持たれたり、すんなりスムースに受け入れられるようなものではなく、何となく引っかかるようなものになりやすいかも知れません
この水瓶座における太陽と水星と天王星の配置だけをみれば、その言動はもっとぶっ飛んだ図々しいようなものであってもおかしくないように感じられますけれども、対外的な言動という意味では火星が蠍座にあることから、身内や近しい間柄における言動とは異なり、外の世界に対する言動におきましては、一定の慎重さというものが見られることになるでしょう
また、太陽と水星のある水瓶座14度のサビアンシンボルは、『(AQUARIUS 14 °): A TRAIN ENTERING A TUNNEL.(私訳)トンネルに入った列車』というものです
各サインの14度というのは、15度でピーク点を迎える直前の最終調整局面を意味するものが多く、ここでは列車が一旦トンネルに入ってしまったような状態で、視点が自己の内部へと向けられて反省的に内面的な確認と調整作業が行われます
ですので、この度数にある太陽と水星は、突飛さや現実離れした感覚の強い水瓶座にあっても、比較的慎重で控え目な態度を持つことになるでしょう
乙女座15度の月が示す性質もまた、彼女の中で特徴的な部分であり、そのサビアンシンボルは、『(VIRGO 15 °): A FINE LACE HANDKERCHIEF, HEIRLOOM FROM VALOROUS ANCESTORS.(私訳)勇敢な先祖からの家宝である上品なレースのハンカチ』というものです
清楚な淑女的な乙女座のイメージは、この15度においてピーク点を迎え、乙女座の品の良さが極まって気品漂うエレガントな雰囲気をもたらすものとして感じられ、この方の天使のような清楚な佇まいはこの月の度数によってもたらされている部分も大きいでしょう
金星は魚座の7度にあり、そのサビアンシンボルは、『(PISCES 7 °): ILLUMINED BY A SHAFT OF LIGHT, A LARGE CROSS LIES ON ROCKS SURROUNDED BY SEA MIST.(私訳)一条の光に照らされた大きな十字架が岩の上に横たわっており、辺りは海からの霧で包まれている』というものです
神秘的な夢の世界と関わりある魚座の中において、この7度というのは夢の奇跡的な実現と関わりが深いものとしてわたしにはよく感じられており、ここにある金星は夢の世界の実現への強い憧れと願望を抱くだろうと感じられ、彼女が経験した突然の大ブレークというシンデレラストーリーの実現には、この金星の願望が関与している部分があるでしょう
この10室の魚座7度の金星は、アイドルや女優としての彼女を表してもいるものであり、牡羊座にある土星から51.43度のセプタイルを形成されています
この7分割に関わる割り切れない度数のアスペクトが金星に関与しているといいますのは、土星の持つ実現力が夢の実現を願う魚座7度の金星の夢の実現を奇跡的な形で叶える作用をしているだろうと感じられます
7分割による割り切ることの出来ない度数であるセプタイルというのは、そもそもが異次元的な物事の顕れ、奇跡の出現といったことと関係の深いものとして感じられていますので、シンデレラストーリーの実現がこの配置によって更に確実なものとされたのではないかと感じられます(参照:「セプタイルについて」)
火星は蠍座の4度にあり、そのサビアンシンボルは『(SCORPIO 4 °): A YOUTH CARRIES A LIGHTED CANDLE IN A DEVOTIONAL RITUAL.(私訳)礼拝儀式において火の点いた蝋燭を運ぶ若者』というものです
各サインの4度は、そのサインの持つ特徴的な生き方のスタンスが最初に固められる度数であり、宗教儀式において火の表している宇宙の叡智を尊重する姿勢というものが表現されており、ここでは蠍座的な精神主義的なあり方がスタンスとして確立され強調されていると感じられます
行動や対外的な言動などにおいては、自らの内なる信念に基づいてなされることとなり、ブレるようなところはあまり見られないのではないかと感じられます
また、火星は魚座の木星と144度のバイクインタルという創造的な5分割に関わるアスペクトの他、金星ともトラインの関係にあり、女優としての金星の活動面でのよいサポートを行っていそうです
以上の様にAscやパーソナルプラネットについて見てきましたところ、この方のホロスコープからは、とても少年的な要素と少女的な要素という相反的要素が両方とも感じられ、この方のパーソナリティを容易に理解し辛いものとしているところがあるように感じられます
しかしながら、この方の中にそれらの要素があることによって、女優として演じるキャラクターに演技の幅や奥行きといったものがもたらされることになり、ダイヤモンドが様々な角度からの光にキラキラと輝くような多様で意外性のある魅力の発揮につながっており、この方の存在感を安っぽさや薄っぺらさからは遠くかけ離れたものとしていると感じられます
そう言えば、今年公開された映画「キングダム」では、カリョウテンというやんちゃなイメージの役を演じていましたけれども、天使のような清楚な典型的乙女といったルックスを持つ一方で、こうした役柄にも嵌まるところが、役者としての幅と奥行きの広さを持っていることを物語っているところなのではないかと感じられます
【T字スクエアの運命的な力による大ブレーク】
出生図においてわたしが次に気になる点としましては、月と金星がゆるいながらもオポジションの関係性にありますことと、それらと射手座の冥王星とでT字スクエアを形成している点です
最初に注目しましたのは、乙女座の月と魚座の金星の対比的関係性なのですけれども、橋本さんの幼い頃の心を表す月が、正面にある金星に対して将来の自分の理想的女性像として、強い憧れを伴う感覚で捉えられていたのではないかと感じられた点です
要するに小さい頃からアイドル的な存在になりたいという強い願望が、月と金星の置かれた対極的な配置からイメージされたということです
そして、ここに冥王星が双方にスクエアを取る形でT字スクエアとなっており、通常の考え方をすれば、この方のアイドルになりたいという小さい頃からの願望は、大きな障害にぶつかって実現されなかったり、あるいは実現したとしても非常に紆余曲折が伴うものになることが予想されます
しかしながら、この方におかれましては、ご両親も最初から応援してくれたということであり、アイドルになるのに苦労があったというような話は見当たらないところです
そもそも冥王星によるスクエアといいますのは、本人がまったく如何ともしがたいような運命的な強制的な力によって、その境遇が一変させられてしまうということを意味します
例えば、不渡り手形を喰らって会社が倒産してしまうとか、不慮の事故に遭ってしまい大怪我をするようなことが連想されます
また、その一方で、宝くじに当たって急に大金持ちになるというようなことも、強制的な運命の力で境遇が一変するという冥王星スクエアの影響力として想像することが可能です
つまり、ある日突然に、本人のまったく預かり知らないところで、強制的な運命的力によって世の中から急に注目を浴びていきなり大ブレークする形といいますのは、冥王星を頂点とするT字スクエアにおける宝くじが当たるのと同様なことを暗示していたのではないか、と感じられるところです
それでは、ブレーク時における経過図との関係性についても見てみたいと思います
ファンの方が2013年5月3日にご自分のブログに掲載した「奇跡の一枚」は、ちょうど半年後の同年11月上旬にネット上で大ブレークし、各メディアで大きく取り上げられるに至りました
その際に、出生図のMcに対して経過の冥王星と天王星が、両側から挟み込む形でそれぞれ45度のセミスクエアをタイトに形成していました
この二つのトランスサタニアンによるMcへの同時刺激は、この時に一ヶ月強の期間だけに形成されていたものです
また、出生の太陽と水星に対して、経過の土星もタイトにスクエアを形成していました
出生図のT字スクエアをはじめとして、本人の預かり知らないところで働く運命的な強制力と言いますのは、このようにスクエアやその半分の角度のセミスクエアによって実現の契機を得やすいのではないかということが考えられ、彼女に訪れた唐突な境遇の変化というのは、とても幸福なアクシデントに見舞われた格好だったのではないかと感じられます
通常の場合は、悪いことの方にそれらの作用は顕現しやすいのですけれども、橋本さんの場合は、それらがことごとく良い方面に顕現しているということになるのでしょう
世の中には何度も高額の宝くじに当たるような方がいらっしゃいますけども、そのような幸運に恵まれる強運をこの方は生まれつき持ち合わせているのでしょう
橋本さんの出生図において、次に気になる点は、太陽と月の間に形成されているオーブ1度未満の150度のインコンジャンクトです
わたしは極めて理想的な夫婦のあり方はこのインコンジャンクト的なあり方ではないかと常々考えています
お互いが決して馴れ合うことなく尊敬の念を生涯にわたって互いに抱き合い続けるような、極めて強い結びつきというものを感じるのです
最も、全部がぜんぶそうなるというのではなく、本人達が人間として精神的に十分に発達している場合にそのような理想的な現れ方をするのであり、そうでなければ切ろうと思ってもなかなか切ることのできないような、単なる腐れ縁的な現れ方となる場合もあるのでしょう
インコンジャンクトには、対象との間の不思議な運命的な強い結びつきや、飽くことなき追究心を掻きたてられるような一面があるように感じられますけれども、橋本さんの出生図における太陽と月のこの関係性というのは、ご両親の間柄にも反映されている可能性が高いと感じられ、お互いを尊敬し合い尊重し合うようなよい夫婦関係にあるのではないかと想像されるところです
インコンジャンクトは永遠に相容れることのない配置である訳ですけれども、それは対象となるものを永遠に飽くことなく追い求めていけるということに通じているのだと感じています
出生図の太陽と月がこの関係性にあるということは、自分の抱く人生上の目標に対して、決して諦めたり妥協をせずにとことん追究していける粘り強さや根気強さというものをお持ちであるかも知れません
もう一つ、出生太陽に絡んだ重要なアスペクトとして感じられますのは、魚座の木星によるオーブ一度未満の45度のセミスクエアです
セミスクエアは8分割の度数であり、8の数霊に関係しており、無駄なものや余計な部分削ぎ落としてバランスを取り、物事の完成を目指すというものであり、矯正という言葉にも通じるものがあると感じられます
木星自体が、成人まではその人の教育環境的なものを表す部分がある訳で有り、木星の太陽と水星へのセミスクエアというのは、幼い頃からきちんと躾を受ける環境にあったということを表しているように感じられます
天王星ともタイトに合した水瓶座の太陽と水星は、もしかするとご両親の手を焼かせるようなところも多分にあったのではないかと感じられますけれども、はみ出して脱線してしまわないようにきちんと躾がなされていたということなのかも知れません
出生太陽には冥王星もセクスタイルですので、生命力も常にチャージされていそうであり、やはり全体的に細かく見てきますと、何かと強運に恵まれた方という印象が強いように感じられます
ということで、今日はこれまでとしたいと思いますけれども、ホロスコープを読むということは、その人の魂と直に接しているようなものであり、よい運気の人のホロスコープをじっくり見るのは、なかなか楽しいものです♥