10月の満月と新月

はじめに

今年も残り三ヶ月となり、いよいよ年末のグレートコンジャンクションが差し迫ってきているところです

一ヶ月ほど前の記事におきまして秋分図と冬至図に触れました際に、中国始原図関係のことにも次の様に触れていたところであり、この10月の下旬付近は警戒を要する時期であるように感じられていたところです

中国始原図の木星が中国共産党を表すという個人的見解のもとに3年前から始原図の木星に対する経過の木星、土星、冥王星の合に注目し、この2020年に中国を中心に起きるであろう出来事を予見していたところですけれども、この始原図の木星に対しまして、経過の冥王星は2019年3月に最初の合を迎えましたけれども、最後の5度目の合を今年の10月25日に迎えます

また、始原図の木星回帰を表す経過木星との合につきましても、今年の春分辺りに最初の合を迎えた後、今年の11月11日に最終的な3度目の合を迎えることになります

逆行のため合を複数回形成する場合には、その最後の合に際して影響が最大に発揮されることになりますので、今年中国を中心に生じて来た流れがこの辺りの時期により先鋭化する可能性が強いことが気になるところです

(参照:「秋分から冬至にかけての今年の流れ」より)

今月は明日の仲秋の満月の他にも月末にも満月がありますけれども、特に最後の方の満月は気になりましたので、最近は朔望の度に記事を書くことはしていないのですけれども、簡単に触れておこうと思いました

ちなみに、月は諸天体のうちでもっともサイクルの短い天体であり、日食や月食の時を除けば、新月や満月自体が社会的な事象を引き起こすようなことは決してありません

けれども、月の朔望は人間の感情や生理的な側面などに強い影響力を及ぼすため、他の大きな天体の配置によって引き起こされる事象のうち、主に人間の心理的状況が関与して引き起こされるような事柄に関しましては、事象が起きる際のトリガーとして機能することがよくあると感じられ、主に定点観測的な意味合いで朔望については考えています

 

10月2日の満月

仲秋の満月を鑑賞するのであれば今夜の1日の月を愛でることになりますけれども、正確に満月が形成されるのは2日の朝6時過ぎとなります

太陽と月は天秤座と牡羊座の10度で相対しますけれども、ここに牡牛座10度の天王星が、太陽に対して150度のインコンジャンクト、月に対して30度のセミセクスタイルという形でコミットしてきます

(LIBRA 10 °): HAVING PASSED SAFELY THROUGH NARROW RAPIDS, A CANOE REACHES CALM WATERS.
(私訳):狭い急流域を無事にやり過ごしたカヌーが穏やかな流れに辿り着く
(ARIES 10 °): A TEACHER GIVES NEW SYMBOLIC FORMS TO TRADITIONAL IMAGES.
(私訳):教師が伝統的な図形に新しい象徴的な形を与える

10の数霊はタロットの大アルカナで言えば第10番の「運命の輪」ですけれども、次の段階へと進む前に一時停止をする転換点という意味合いを持ちます

一応の到達点であるとも言えるものの、運命の輪につけられたハンドルは左右のどちら側にも回すことが可能であり、次の展開の予想がつけられないちょっと不安定な状態でもあります

また、不安と期待が綯い交ぜになったような心境で、ハンドルを回すタイミングを推し測っているような状態でもあるでしょう

何色の玉が出るのかと、非常にドキドキしながら福引きのガラガラを回す瞬間のようであると表現してもいいのかも知れません

太陽のある天秤座の10度は、カヌーが急流を脱して穏やかな流れに辿り着いたところであり、物事が一段落した段階を表しており、月のある牡羊座の10度では、既に次に進むべきの新しい段階が指し示されているところでしょう

この天秤座と牡羊座の10度の軸においては、未知の新しい領域に踏み出すには勇気と信念とが必要であることが示されており、古いビジョンを捨てて新たなビジョンを見据えることの必要性というものが示されているでしょう

さて、そこに対する牡牛座の10度は、『(TAURUS 10 °): A RED CROSS NURSE (私訳):赤十字の看護婦』ということで牡牛座の持つ保護能力が示されており、牡牛座というのは基本的に自分自身に対して過保護的ですけれども、その10度において一応完成された保護能力というものが、次の段階においては他者を保護する力としても働き得る可能性というものが示されていると感じられます

太陽と月がお互いに次の段階へ進む前の段階で躊躇っているのに対して、少し遠く離れた位置から天王星が見守っているようにも感じられ、満月の軸が持つ課題の成就に対して、天王星の変革の力が必要に応じて助力として与えられる可能性というものが示されているようにも感じられます

 

10月17日の新月

ちょうどわたしの出生の月と同じ位置である天秤座24度での新月であり、個人的にはかなり重要な新月となります

(LIBRA 24 °): A BUTTERFLY WITH A THIRD WING ON ITS LEFT SIDE.
(私訳):左側に第三の羽を持った蝶

このサビアンシンボルの解釈につきましては、過去記事の内容をそのまま引用しておきます

蝶はサビアンシンボルの中では、天秤座の1度とこの24度、そして水瓶座の25度と29度の4カ所に出て来ますけれども、何れも風のサインですね

蝶は霊的なものとの関わりを表すシンボルでありますけれども、第3の羽と言うのも第3の目と同じようにやはり霊的な働きを意味する羽ということであり、左側と言いますのもまた霊的・内在的な内容を指し示すものであり、このように幾重にも霊的な意味合いが重なっているのがこの度数のイメージとなります

24という数霊自体も、4が安全性や安定を示し、14が調和や癒やしを表すのと同様で、わたしには霊的な存在による庇護というものを強く感じさせるものとして感じられます

他者や環境との関係性においてバランス感覚を発揮する天秤座でありますけれども、24度の天秤座は発達した霊的感覚を多用して他者や環境との調和の確保に努めようとするでしょう

ましてやそれが月の度数という訳ですから、何かしら霊的な部分やスピリチュアルな世界観と調和する形において他者との交流を望むことになり、環境の中の霊的な要素に対して敏感な反応を示すことになるでしょう

この天秤座24度にある月は、精神的な安心感や安定感というものを強く求めるので、場合によってはそれが過敏な神経質さや線の細さといったデメリットとして出てくることが考えられます

このバランス感覚において強い鋭敏さを持つ天秤座の新月に対して、冥王星がオーブ1.5度以内でスクエアとなりますけれども、冥王星はこの位置で今年の1月に土星と合していましたし、それは中国始原図の木星のある位置でもありました

わたしの出生の月も1月の自分のソーラーリターン時に、この位置の冥王星が土星と合した状態でスクエアとなり、以来8ヶ月以上も体調の著しい不調が続いているところですので、再びそれを想起させるようなこの配置というのは非常に気になるところです

新月に対する冥王星のスクエアは、民衆の感情的側面への強い圧迫とその反作用としての感情的爆発というものを連想させますけれども、以前と同じことが繰り返されるというよりは、今年1月の冥王星と土星の合を切っ掛けとして起こり始めた今年の地球レベルの非常に大きな混乱が、この辺を境に収束する方向へと向かい始める可能性の方が大きいように感じられるところです

最悪でもこの辺りがピーク点となり、来年の1月13日には山羊座24度の新月が山羊座25度の冥王星と合する位置で起こりますので、個人的にはその辺りを収束点として見込みたいところです

10月31日の満月

さて、今月末に迎える満月ですけれども、個人的には中国関連でもっとも警戒すべき時期と考えているこの時期の満月におきまして、天王星が明日の満月の時よりも更に一層、直接的な形でコミットしてくることになります

太陽は蠍座の9度、そして相対する月と天王星がともに牡牛座の9度となります

9の数霊に関しまして、こちらも過去記事からの引用とさせていただきます

9という数霊は、タロットの大アルカナで言えば第9番「隠者」と第19番「太陽」です

9は一桁で最大であるとともにその最後の数字であることから、物事の至高的な側面を表すとともに、そこから先へは進めないという一種の危機的状況をも表します

一般的には「隠者」が危機的状況を、「太陽」は危機を脱した再生・再建の段階を表すように言われます

19「太陽」は一つ前の18「月」が母なるものを表すのと対で父なるものの象徴でもあります

9「隠者」は危機的状況を脱するための叡智をもたらすものであり、人間というのは常に危機的状況からの起死回生によって、ひとつ上の次元へと成長を遂げるものです

けれども、それまでの従来的なやり方では当然突き当たる壁を突破するためには叡智、もしくは指導者などが必要となってきます

女性が生まれながらに自然に母性を宿しているのとは対照的に、男性は試練を経て父性を経験的に勝ち取っていくことが必要となります

ですから、9「隠者」は、試練に臨んで失敗や回避をした場合には、人生の道に迷ってしまった飲んだくれの碌でもないオヤジにもなり下がり得るのです

一方、窮地を凌いで成長を遂げた9「隠者」は、19「太陽」においては、他の者たちを温かく力強く支援する庇護者ともなり得ます

人間にとって、過去の自分を乗り越えるということは最大の試練です

人間は常に最高で最善の状態を望むものでありながら、一旦それを手にしてしまうと、今度はそれを超えることの困難さに苦しむことがあります

例えば、芸術作品で自身の最高傑作と呼びうるものを早い段階で作り得てしまった場合などには、その後のとても長い期間において、それを超えるものを産み出すことの出来ない自身の不甲斐なさに向き合って苦しむようなことが考えられます

そうはいっても、人間は最高のものを目指して生き続けるしか道はありません

(SCORPIO 9 °): A DENTIST AT WORK.
(私訳):仕事をしている歯医者

(TAURUS 9 °): A FULLY DECORATED CHRISTMAS TREE.
(私訳):完璧に飾り付けられたクリスマスツリー

9という数字は危機的状況下において発揮しなければならない集中力というものも暗示しており、太陽のある蠍座9度は正しくそのような極度の集中した状態が、仕事中の歯医者として表現されています

一方、月と天王星のある牡牛座9度は、成すべき大仕事が成し遂げられた状態であり、タロット19番の「太陽」が表す庇護的な力が、飾り付けられたクリスマスツリーによって聖なる夜にもたらされるであろう神の恩寵として暗示されているとも受け取れます

この蠍座と牡牛座の9度の軸においては、乗り越えられた試練によって天から与えられる恩寵というものが暗示されているでしょう

満月という配置自体が月が満ちきった瞬間であるとともに、今度は欠け始めるフェーズを迎える瞬間でもあるという意味で、数霊の9に近いような張り詰めた緊張感を感じさせるところがあり、通常の満月に加えて天王星もタイトにコミットしてくるという意味で、更に緊張感が高められているというように感じられるところです

天王星の密接な関与は、張り詰めた緊張状態から局面が一気に変化する可能性というものを予感させるものであり、この満月が与える人間の心情的な変化から、何かしら事態が大きく動き始めることになるようにも感じられるところです

現実的な世界に目を向けてみますと、来月の11月3日にはアメリカの大統領選挙も控えていることから、その前後というのも中々予断を許さない状況ながら、人類が叡智を発揮して危機的状況を上手く乗り越えて回避することができるか否かということが試されるのかも知れません

以上、簡単にではありますけれども、参考になりましたら幸いです

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