春分 牡羊座入り

日付が変わりますと、程なく太陽は牡羊座にイングレスします

とうとう魚座の季節も終わり、本格的な春のシーズンが到来します

それでは、まもなく始まる牡羊座のサインというものについて考えて見たいと思います

(ARIES 1 °): A WOMAN JUST RISEN FROM THE SEA. A SEAL IS EMBRACING HER.
(私訳):海から上がったばかりの女性をアザラシが抱きしめている。

魚座はまったくの水の季節といってよいものでした
水と言いましても、それは生命を育む水であり、この牡羊座1度に出てくるというのは、一つ前のサインである魚座の世界のことを指していることに疑う余地はありません

海から上がったばかりの女性とは、羊水としての魚座の世界から、あらたに地上に誕生した生命に他なりません

アザラシが彼女を抱きしめていますけれども、魚座的な潜在意識や感情の世界において、彼女はあたかもアザラシのような存在であったと言えるでしょう

しかし今や、彼女は海から陸へと上がり、意識のまったく異なる面を中心として生きなければならない別世界へと、不意な形で放り出された格好です

そこはすべてが見知らぬ世界であり、如何なる経験も持たないまま、前へと進んでいかなければなりません

しかし反対に言えば、如何なる経験も持たないということは、一切の囚われやしがらみからも無縁でいられる、ということでもあるでしょう

未知の世界とは、恐れを抱かせるものである一方で、また、限りない喜びの可能性が広がっている世界であるとも言えるでしょう

そこで未来を拓いていくのは、己の中の衝動的に湧き上がる意志のみです

自分の直感的な感性だけを頼りに先へ進んでいかなければなりませんけれども、ちょうど新しい学校へ入り、どの部活に入ろうかとか、気の合いそうな雰囲気の人に声を掛けて友達になってみようかとか、不安とワクワクの入り交じった気分で目先の課題をクリアしていくようなことが、まずは牡羊座的な課題と言えるのでしょうか

牡羊座は支配星が火星であるだけあって、優れた運動神経や反射神経を持っています

思考や感情にはまり込むというようなことは牡羊座にとってあまり相応しくなく、それらは持ち前の運動性能を損なってしまう結果をもたらすことになるでしょう

ともかく季節はようやく本格的な春となりましたので、人間だけでなく、すべての生物が活動を開始しなければならない時節であり、牡羊座のメインテーマというのは、ともかく活動することに意義を見出さなければならないのだ、ということになるのでしょうか

わたしは出生図に火の要素を一つも持たないこともあり、この季節にはあまり思い入れも持てません

けれども、グチャグチャと考えていないでともかく表へ出て活動しろ!、というのがこの季節のあるべき過ごし方なのでしょうから、これから一ヶ月ほどの間、牡羊座的な世界観を少しでも体感していけるよう心掛けたいと思います

 

 

 

 

 

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