7月3日の新月と皆既日食

6月も本日で終いですけれども、7月に入りますとほどなく3日に新月を迎えます

そして、この新月は、日本からは観測できないながら、皆既日食となります

日食は地球全体では年に2回程度は起こるようですが、日本で観測できるのはそのうちの僅かのようです

前回は部分日食が今年の1月6日に日本でも観察できる形でありましたけれども、山羊座16度というポイントで起き、関心を持っていましたけれども、1月3日の早朝に為替相場においてフラッシュ・クラッシュと呼ばれる瞬間的な大きな暴落が観察されていた以外には、個人的に日食の影響とおぼしき明確な事象は観察されなかったように思われました

日食や月食の前後2,3日くらいの間に金融市場への同様の影響が見られることが多いような印象を持っていますけれども、こうしたことを長期的に観測している訳ではないのであまり確かなことは言えません

日食というのは、毎月ある新月という新しく物事を更新させる作用の強化版、あるいは特別版とでもいうようなものですけれども、新たな創造エネルギーが噴出される際には、当然ながら古くて不要になった物事を吹き飛ばして葬り去る破壊のエネルギーが伴われる可能性というものが考えられます

今度の日食(新月)が起こる蟹座の11度のサビアン・シンボルは次のようなものです

( CANCER 11 ° ) : A CLOWN CARICATURING WELL-KNOW PERSONALITIES.
(私訳):ピエロがよく知られた人物の物まねをする。

ここで最も注意を向けなければならないポイントというのは、蟹座特有の同化能力の発揮です

蟹座というのは家族的集団であり、個人レベルで志を等しくする者たちが一つの船に乗り込むようなものです

ここでは異質性が排除されて、同質性の追求による結束の強化が試みられることになります

また、集団の外にいる他者に対しても、水の活動サインである蟹座は、水の持つ集合的性質を積極的に発揮して、感情機能を用いて他者に同化する形で親近感を演出する形でアプローチするでしょう

この蟹座11度のシンボル・イメージは、家族的集団の中に生きる蟹座が、一歩外へ出て新たな仲間を引き入れるために行う積極的なアクションの一面かも知れません

シンボルでピエロが行っている物まねという行為は、正しく相手と自分との同質化を図る行為に他ならないということであり、蟹座の持つ特質の一側面の表れです

11という数霊は、タロットの大アルカナ(マルセイユ版)で言えば「力」です

これは1から10という最初のサイクルを終えた後に再出発する段階を示すものですけれども、それは明確な意志を伴った自覚的な再出発であり、心を奮い起こして自らの中にある恐れを克服しつつ、一歩外の世界へと踏み出す姿です

蟹座の11度において示される道化は、ある意味では素の自分に仮面をつけた姿という一面もあるのかも知れませんけれども、ともかく、自分自身のホームから一歩外へ踏み出して家族的集団の外にいる人々へのアプローチを試みて集団拡大への意欲を示している段階ではないでしょうか

今回の新月(日食)は蟹座で起きますけれども、前回の1月以来の4回の日食は、次のように半年毎に山羊座とその真向かいの蟹座にて交互に起こります

2019年 1月 6日 山羊座16度 部分日食
2019年 7月 3日 蟹 座11度 皆既日食
2019年12月26日 山羊座 5度 金環日食
2020年 6月21日 蟹 座 1度 金環日食

山羊座は、現在冥王星に加えて土星が入座しており、更にはここに木星も加わって、相互にコンジャクションを迎えるということで、非常に注目されるべき状態にあり、山羊座と真向かいの蟹座で繰り返される日食も、一連の山羊座関連の天体イベントと密接にリンクするものになるのではないかと感じられます

前回1月の日食前のフラッシュ・クラッシュを念頭に置いて、今回の日食の影響はどうなるかということを考えたのですけれども、天体図を観ますと、半年後の山羊座5度で起こる日食の方が更に注意を要するもののように感じられてきました

ご覧のように山羊座に5つの天体がステリウムの状態で日食を迎え、水星を除けば他の天体も何らかの形でそこにアスペクトを持ち関係してきます

 

世界的なリセッション(景気後退)について、米国ダウ平均が史上最高値付近まで値を戻しながらも、世界経済を牽引してきた米国経済のピークアウトがほぼ確実視されて利下げの検討が始まるなど、状況としては既に詰んで来ており、加えてホルムズ海峡や台湾海峡では地政学的リスクを触発し兼ねないなトリガーも揃っていることから、大規模なリセッションが起こるタイミングが何時なのか、ということが現在非常に気になる関心事の一つです

日食や月食の前後には金融市場の大きな混乱が観られることが多いので前回の日食から注視しているところですけれども、今般大阪で開催されたG20の結果は米中貿易交渉の対話再開や米国による日米安保破棄の明確な否定など、比較的ポジティブな内容の結果で終わりましたし、本日はトランプ大統領が北朝鮮に足を踏み入れるということまでありましたので、週明けにはむしろ株価などは上昇の期待があるようです

米国とイラン間の戦争も危惧されているところですけれども、基本的にトランプ大統領は軍事的圧力よりもビジネスマンスタイルで対話で物事を解決したいとの姿勢が強いように感じられ、保護貿易主義的と取られるスタンスにしても、景気が悪くなれば戦争を起こして米国の最重要産業である軍備を売りつければよいというようなこれまでの軍産複合体的な発想とは一線を画し、むしろ逆方向を向いているようにも感じられ、個人的には好感を持っているところです

イランの挑発さえなければ米国はイラン攻撃を回避するだろうように感じられ、また、イランにしても先の安倍首相訪問を踏まえれば、当面はそのような挑発により日本の顔に泥を塗るようなことまではしないのではとも感じられるところです

そうした様々な現実的状況の側面も考え合わせますと、今回の日食の影響として、大規模なリセッションに直接つながることはなさそうにも感じられるところですけれども、世界を取り囲む状況が不安定さをいよいよ増して来ていることだけは確かですので、多少の短期的な揺さぶりは覚悟しておくべきだろうように感じられるところです

ちなみに、次回年末の日食が起きる山羊座5度のサビアン・シンボルは次のようなものです

(CAPRICORN 5 °): INDIANS ON THE WARPATH, WHILE SOME MEN ROW A WELL-FILLED CANOE, OTHERS IN IT PERFORM A WAR DANCE.
(私訳):闘いに向かうインディアン達。数人が漕ぐ満席のカヌーを漕ぎ、他の者はその上で闘いのダンスをしている。

5という数霊は、その前の4という最強の安定性を打ち破ってエネルギーが外部に活動的な形で放出される段階ですので、まずは安定性の破壊という意味合いを持っているとも言うこともできるのではないかと考えています

5という数霊はその一面において攻撃性を持った数字であり、米国の国防総省の建物は五角形であることからペンタゴンと呼ばれていますし、日本にも五稜郭という城郭がありますね

5という数霊が直ちに攻撃性に結びつくということでもない訳ですけれども、山羊座の5度というのは、山羊座が地の活動サインであり社会体制的な物事と深く結びついていることを考えますと、国家の外部への強力な行動(攻撃)手段である軍というものとの親和性は高く、やはりペンタゴン的な印象が拭えない側面があるように感じられます

さて、今回の日食は蟹座11度ですけれども、蟹座は山羊座に対立しつつ補完し合うような関係性であり、極めて緊密な連携を持ちます

私は山羊座と蟹座の関係性について、最も端的に表現する場合には父性と母性の関係性というものを当て嵌めて考えます

山羊座の1度は冬至の起こる場所であり、太陽が最も陰するところです

一方の蟹座1度は夏至の起こる場所であり、太陽が最も陽となるところです

対向するサイン同士というのは。同様にまったく正反対の性質を持ちながら、陰陽和す形で一つの偉大な目的を達成するための一つ組なのです

今年から来年にかけて山羊座→蟹座→山羊座→蟹座というように日食があり、最後は蟹座1度という夏至点において日食がありますけれども、この太陽が一年で最も陽する瞬間に起こる日食というのも、非常に強烈な影響を地上に及ぼすことになるのではないかと感じられます

山羊座は地の活動サインで蟹座は水の活動サインということを考えるとき、日食の与える強烈な更新エネルギーによるショックが、地震や水害という形で顕れるというような見方もあるでしょう

人間の精神的エネルギーへの影響という意味では、そうしたショックが最も過敏に反映されやすいのはやはり金融市場であろうと考えていますが、軍事的アクションへと影響が波及することも可能性としてはあるのでしょう

今度の日食後は、場合によっては金融市場はかえって良好に経過するのかも知れませんけれども、今後はそれが好調であればあるほど、かえってよりドラスティックな形での大崩落の危機が差し迫って来るのだという考えが必要なように感じられるところです

関連した関心事項の一つとしましては、金融市場の崩落に際して、資金の逃避先として仮想通貨がどのような役割を果たしていくのか、ということを半年前に牡牛座にイングレスした天王星の影響の現れ方のひとつとして注目したいと考えています

ということで、2020年に向けて世界の経済的・軍事的不安と驚異は、取りあえずは先送りされつつもその危険度を一層増していくだろう、というのが今度の日食に絡んで検討してみた結果としての現時点での見立てとなります

取りあえずは明日からの7月の第1週は様々なことに注目しておきたいと思います

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