満月のサビアンシンボル(11/12) 蠍座・牡牛座20度の軸

先日の8日には24節気の立冬を迎えて蠍座の季節も折り返し地点を過ぎたところですけれども、今週の14日から翌15日にかけては大嘗祭が斎行されます

そのような中、その直前となります明日12日の夜には蠍座と牡牛座の20度の軸にて今月の満月を迎えます

(SCORPIO 20 °): A WOMAN DRAWS AWAY TWO DARK CURTAINS CLOSING THE ENTRANCE TO A SACRED PATHWAY.
(私訳):女性が聖なる小路への入口を閉ざしていた二つの暗幕を引き開ける。

(TAURUS 20 °): WISPS OF WING-LIKE CLOUDS STREAMING ACROSS THE SKY.
(私訳):翼の形に見える雲の切れ端が空に浮かんで流れていく。

タロットの大アルカナでは第20番は「審判」です

天からの呼びかけに応じて蘇るものが描かれています

10でも20でも30でも、これらの数霊は一様に次の新しい次元へと通じる扉のようなものです

そして、次の新しい段階に進むために必要となるものが獲得されるポイントでもあり、その中でも20はギフト的なものと相関すると感じられ、それまで自分の中で眠っていた何らかの能力の目覚めと関係する側面があると感じられます

太陽のある蠍座20度のサビアンシンボルにおいては、自らの固い殻の中において内的探求を深める蠍座が、ついに潜在意識とのコンタクトを意識的に出来る段階にまで到達するのでしょうか

生死を司る冥王星が蠍座の支配星ですけれども、この生と死という二つの世界というものは、顕在意識の世界と潜在意識の世界というようにも言い換えられるでしょう

潜在意識に自由にコンタクトするためには、自我が完全に休止し、つまり仮死的な状態に至らなければなりません

普段は閉ざしている暗幕を引き開けて聖なる小路へ赴くというのは、日常を生きている自分を一旦否定して非日常的な世界に足を踏み入れるということになります

月の位置する牡牛座20度においては、自己に対して受容的で肯定的な牡牛座が、目にするものすべての中に自分の夢や願望を見出す能力を身につけます

自分に対して肯定的であるということは、身の回りに生じるすべての出来事に対しても肯定的態度を取るということを意味し、それはすべての物事の中に良い予兆を見出すことができるということであり、空を流れる雲を見てもそれを天使の翼として見るということになります

蠍座は不安や恐れという感情を強く意識しながら、内的世界に閉じ籠もりつつ集中力を高めて自らの精神力を強靱なものとして死の恐怖に対抗します

一方の牡牛座は恐れの感情などのネガティブなものの存在をはじめから否定し、安心感や幸福感によって自らの心を満たすことで人生上の様々な出来事に対処すると言えるでしょうか

蠍座は負の感情によって自らを鍛え、牡牛座はプラスの想念によって自らの安全をより確かなものにしようとするのかも知れません

蠍座は不安に満ちた外の世界よりも内的世界に閉じこもって精神的世界の中に幸福を見出そうとし、牡牛座は心の中にある不安を否定しながら五感で感じられる現実的世界感の中に安定と安心を見出して幸福を得ようとするのだと言えますけれども、結局のところは物心の両面において豊かになるのでなければ本当の幸福は得られないということがあります

この蠍座と牡牛座の20度の軸の意味について考えてみますと、この世的に幸福になろうとすることと、内的幸福を求めようとすることの二つが同時的に求められていなければならず、そこに優先順位を設けるべきではないということが一つ考えられます

本当にやりたいことを後回しにして、収入が安定したらそれをやろうなどという考え方をしますと、次は収入にもっと余裕が出たらとなり、次は車を買ってからとか家を買ってからというように、本当にやりたいことは何時まで経っても先延ばしにされることになるでしょう

かといって、喰うことなんか考えずに自分の好きなことだけやって生きていく、というのでもすぐに行き詰待ってしまうことも目に見えています

心の求める夢や願望の実現と現実的生活の必要性とのバランスの問題というのは、肉体的自己と霊的自己という存在の二重性を構造として持つ人間につきまとう宿命のようなものです

肉体的健康というのは霊的使命の成就の必要条件であるにも関わらず、物質的な健康や快楽が得られると、それで安心してより高次の目標を蔑ろにしてしまいます

一方で頑なに精神的な目標ばかり追う人間というのは、自分の健康や生活というものを度外視して破綻してしまい勝ちです

まずは自分の中において双方のバランスをとることが考えられなければなりません

 

実はわたしの出生図の1室には今回の満月の太陽の位置する蠍座20度の海王星がありますので、対抗する牡牛座20度との間で軸が形成されるこの満月は個人的に非常に大切なものです

1室に単独で入っている天体というのは、やはり人生においてかなり強力な影響をもたらします

わたしは社会にでるまでは、夢と現実の区別が曖昧な部分が随分ありましたし、常に空想の中にいて、睡眠中に見る夢は自分で見たい夢を見るということができました

夢のシチュエーションや登場人物を意識的に選択してそういう夢を見るとか、昨日の夢はすごく楽しくて良かったから、今日もまたその続きを見ようということで実際にそういうことができていましたけれども、意識的に夢や空想の世界に完全にトリップできるということは、現実的生活ということを考えれば実に危険な状態です

他者の心の中にも入り込めてしまうところがあったのですが、それはさすがにヤバいなと感じたのでしっかりと蓋をして、ありありと心の中を垣間見てしまうようなことはなくなりましたけれども、それでも他者の感情には敏感で社会生活を送るにはかなりのストレスがあります

蠍座20度のサビアンシンボルが示すように、「聖なる小路への入口を閉ざしていた二つの暗幕を引き開ける」ということが日常的に意図的にできていたということになります

そして、脱サラして2年2ヶ月が経った今現在、この1室海王星の影響力が生活の中で再び支配的になってきてしまっていて、最近ではまずいなと感じはじめています

現在の自分の生活の中では、食欲や物欲や性欲など一切のこの世的な欲求というものが否定されてしまっていて、それが行き過ぎますと肉体的次元の自分を維持するために必要な活力というのがどんどんじり貧になる傾向が高まっています

そこで今回の満月が形成する軸が強く意識されなければならず、牡牛座的な五感を通じてこの世的な生を楽しむ姿勢という部分が補完されなければなりません

牡牛座はとても良い意味でのご都合主義で、自分にとって嫌なものは見ない姿勢を徹底し、すべてのものの中に希望や夢や願望を見出そうとすることで、結果的には幸福感や安心感や満足感を得ることに成功します

若い女性の生き方というものにそれらは強く表れているので、わたしの場合はそこから多くのヒントを学ぶ必要があるということになります

天皇の大嘗祭の直前の満月として考えた場合には、蠍座20度は秘儀への参入ということと関係していると感じられますし、そこで感謝とともに祈念される国家・国民の安寧と五穀の豊穣というのは、牡牛座20度における現実の中に夢や願望を見出そうとする姿勢と通じるものがありそうです

 

いよいよ来月末に迫った次の部分日食から来年末のグレートコンジャンクションにかけての一年間といいますのは、人類にとって激しい動乱の時を迎えることになるかも知れません

大嘗祭というのは本来は冬至付近に斎行されなければならない祭事でありますけれども、今週は天皇陛下とともに人類の安寧に心を向けて過ごされるのがよろしいかと思われます

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