2020年問題関連 今上陛下のソーラー・リターンと進行太陽サビアン
今上陛下のお誕生日は冬至の直後ということで、キリストの生誕とも近い、大変おめでたいタイミングでお生まれになられました。
出生の太陽は山羊座1度です。
1.今年のソーラーリターン(山羊座1度で土星太陽が合)
冬至の直後ということは、要するに明後日迎えられるソーラーリターン時には、山羊座1度において土星と太陽の合を迎える、ということになります。
ということは、今上陛下も2020年へ向けた大きな時代の変化の流れに、何らかの形で直接的に強くコミットされているのだ、ということが言えるでしょう。
出生太陽は山羊座1度ということに加えて1室でAscから3度しか離れていません。
このことから、ご自分の個人としてのご意志を大変はっきりと表明し、かつ行動される方であるように思われます。
そして、ソーラーリターン時に土星がぴったりと合わさりますので、益々、ご自分の意志決定を極めてはっきりと打ち出されるような一年となることが考えられるのではないでしょうか。
そしてそのことが、明後日の冬至から2020年に向けての時代の大きな変革の流れと密接にリンクしてくるものとなるのではないか、と予想されます。
今上天皇が普通の家庭と変わらない雰囲気の皇室作りにいそしまれて来られたのは、この出生太陽の配置が示す、ある意味で極めて個人主義的で自己中心的な雰囲気(決して悪い意味合いではなく)を強く持っておられるところにあるように思われます。
火葬にして欲しいとかお墓は小さくてもよいとか、我々一般国民としてはちょっとそこまでは、と思うようなところまで踏み込んで考えられるのも、国民に対するご配慮も深くおありのこととは存じますけれども、自分色というものを強く打ち出さずにはいられない性分というのを、出生太陽が示す部分としてお持ちであるからではないか、と考えられます。
国民の経済的負担にご配慮いただけることは誠に有り難いことなのですけれども、国民感情にもご配慮いただき、あまりにも庶民に合わせ過ぎるようなことはお控えいただいてもよろしいのでは、と感じるところです。
また、陛下のお考えを尊重しつつ、国内はもとより世界中から寄付を募って大きな陵墓を作る、ということも我々国民としても検討することが必要なのかも知れません。
ともかく山羊座1度ですので、やはりご自分の向かいたい方向に突っ走られるのではないかと思われ、生前退位以上のびっくりするようなご決断を、今年はなされるやも知れません。
参考までに山羊座1度のサビアンシンボルを記しておきます。
(CAPRICORN 1 °): AN INDIAN CHIEF CLAIMS POWER FROM THE ASSEMBLED TRIBE.(私訳:インディアンの酋長が種族の集まりで権力を主張する。)
2.ご退位時の進行サビアン(内なる霊示に従って退く時)
続きまして、陛下の進行太陽のサビアンシンボルですが、現在は魚座26度にあります。
(PISCES 26 °): WATCHING THE VERY THIN MOON CRESCENT APPEARING AT SUNSET, DIFFERENT PEOPLE REALIZE THAT THE TIME HAS COME TO GO AHEAD WITH THEIR DIFFERENT PROJECTS.
(私訳):日暮れに現れた非常に細い三日月を見ながら、それぞれがまた他の目標に向かうべき時が来たと気づくそれぞれの人々。
そして、ご退位が予定されている2019年4月末時点におきましては、1度進んで魚座の27度にあります。
(PISCES 27 °): THE HARVEST MOON ILLUMINES A CLEAR AUTUMNAL SKY.
(私訳):仲秋の名月が秋めいた澄んだ空を照らしている。
この魚座27度は、わたし自身の現在の進行太陽の度数と同じで、わたしのリタイア時の度数と奇しくも同じ度数でした。
魚座の26度で人は何か人生の大枠からのリタイアを決断し、次の27度において実際にリタイアするような流れに、この度数は関連するところがあるように感じられた次第です。
魚座26度というのは、何らかの意味で自己の内的な霊示に従いたくなるという度数であると感じています。
対向する乙女座26度では、(VIRGO 26 °): A BOY WITH A CENSER SERVES THE PRIEST NEAR THE ALTAR.(私訳:祭壇の祭司に香炉を捧げる少年。)ということで、自分の外に存在するものへの奉仕性を表していますけれども、魚座においては、自分の中の非常に霊的な部分に率直に従おうと決意します。
魚座の27度においては、霊性に従った結果として、肉体的、物質的、感情的なものすべてを放棄して投げ出すことになります。
対向する乙女座の27度では、(VIRGO 27 °): A GROUP OF ARISTOCRATIC LADIES MEET CEREMONIALLY AT A COURT’S FUNCTION.(私訳:宮廷の行事において儀礼的に交わっている貴族女性の一団。)ということで、むしろ自分に与えられた役割を忠実に果たそうと努力します。批判的な見方をすればですけれども、ある意味ではこの世的な役割に必死にしがみついている、というな見方も、魚座との対比という点では言うことができるのではないかと思われます。
3.2020年のソーラーリターン(新しい時代の幕開けとともに)
3年後の2020年の今上陛下のソーラーリターンにおきましては、陛下の出生太陽のある山羊座1度からぴったり30度進んだ水瓶座の1度において、同時にグレート・コンジャンクションが生じます。
このグレート・コンジャンクションと陛下のソーラー・リターンには、ほんの6時間の誤差しかありませんので、密接にリンクしているものと感じられます。
グレート・コンジャンクションが地のエレメントで生じていた時代の最後の天皇の出生太陽が山羊座1度にあり、その天皇のご退位の年の翌年に迎えるソーラーリターン時に、水瓶座1度においてグレート・コンジャンクションが生じ、本格的に風のエレメントでグレート・コンジャンクションが起きる新たな200年間に移行する瞬間を迎えるということは、実に物凄い不思議な偶然のようにも感じられるところです。
世界の非常に大きな歴史的流れにおいて、今上陛下は極めて深く関わられている存在であるという印象を持ちました。
実際に何かをなさるということではないとしても、その存在自体が人類の歴史の流れと密接にリンクしているというのは、やはり至上最古の王室としての面目躍如たるところがある、ということなのかも知れません。
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