8月26日の満月

明日の日曜日の21時直前に今月の満月を迎えます

まず、太陽は乙女座には入って4日目を迎えて乙女座の4度にあります

4という数霊は安定とともにあるスタイルの確立を暗示させる数字であり、そのサインの在り方のスタンスというものが明確に示される度数でもあるかと感じているところです

(VIRGO 4 °): BLACK AND WHITE CHILDREN PLAY TOGETHER HAPPILY.
(私訳):黒人と白人の子ども達が、一緒に幸せそうに遊んでいる。

個の確立、個性の職能や技能上での表現を目指す乙女座におきましては、個以外の属性である人種や国民性などの垣根というものが、そもそも意識されにくい、ということがあるのではないかと感じられます

好きなスポーツ選手やミュージシャン、俳優、芸術家など、優れた技術や才能を表す人物に対しては、非常にボーダーレスな形で尊敬を受けたり愛好されたりすることが普通であるということを考えればよいのではないかと考えられます

反対に言いますと、自分の家柄や血筋、国民性や民族性というような、外的な枠組みに捉えられた価値観の中にいると、人間の個性というものの発現は妨げられてくる恐れがある、というような言い方もできるのではないかと感じられます

繊細な独自の感性というものが活き活きとした中で、自分らしさを表現する手段としての職能なり技能というものが洗練された形で完成されていく、というのが乙女座らしい世界観のひとつのイメージであり、個性というのは極めてボーダーレス的な要素が色濃いのだ、ということが示されているように感じられます

一方の月はと言いますと、対向する魚座の4度において太陽の光を受けて反射します

(PISCES 4 °): HEAVY CAR TRAFFIC ON A NARROW ISTHMUS LINKING TWO SEASHORE RESORTS.
(私訳):二つの海岸リゾートを結ぶ狭い地峡のひどい交通渋滞。

乙女座が極めて個的なサインであるということは、要するに集合的なものからもっとも遠ざかっている存在であるのだ、ということになります

そして、乙女座に対向するサインである魚座といいますのは、乙女座が国家や民族、人種といった所謂集合的なあらゆる要素から離れたところで個性を追求するのと正反対に、非個性的な集合的な世界観の中で生きているということができるのではないかと感じられます

乙女座の個性的在り方に反し、魚座は霊性的な在り方をするということですけれども、霊性といいますのは、人間の持つ様々な部分の中ではもっとも非個性的であり集合的な要素を持ったものです

しなしながら、魚座の持つ集合性といいますのは、人類全体をその中に含むような性質のものですので、乙女座とは正反対のベクトルにおいて、この世的な形ある集合性からは遠ざかり、より普遍的で霊的なレベルの集合性に向かっているのだ、と考えることもできるでしょう

そうしますと、乙女座も魚座もこの世的な枠組み的なものからは没交渉な世界観で生きていると言えるのかも知れません

魚座はその4度で狭隘な渋滞している道路にいますけれども、魚座は霊的に非常に密度の高い世界に生きており、そのためすべての存在と共感的に生きることが宿命づけられていると言ってもいいのではないかと思います

その人物が他者に対して極めて共感的・同情的な性質を持っているとき、個々との現実的な関係性というのはむしろ希薄になる傾向があるだろうと感じられます

乙女座は人種を問わず、自分の個性的世界を共有できるような他者と深く交わることになりますけれども、乙女座はすべてのものと無選択的に共感してしまうのではないかと感じられます

乙女座も魚座もともに奉仕性という要素が色濃いと感じられるのですけれども、乙女座においてはその奉仕精神が特定なものに対して発揮されるのに比して、魚座においては無差別的な形でその奉仕精神が発揮されるのではないか、というように感じられます

ここにおきましても、これらの相反するサイン同士というものは、同じ課題を共有しながらも、正反対のアプローチ方法を持っていると確認することができます

さて、それでは乙女座と魚座の4度という軸が持つ意味というものについて考えてみたいと思います

この二つのサインの軸といいますのは、柔軟サインの受動的側面を表しているということですけれども、それは他者や外界に対して受動的な形で働きかけをするような性質であり、すなわちそれが奉仕性として捉えられるのではないかと感じられます

その際に、乙女座はある程度選択的な形で、魚座の方は非選択的な形で奉仕性を発揮する、ということになろうかと感じられます

しかし、真に自分を活かすということを考えれば、何れかの段階におきましては、双方が双方の相反する要素を取り入れるということが必要になってくるものではないかと考えられます

乙女座は非常に潔癖主義的であり、反対に魚座は無制限に物事を受容し過ぎて終いには自滅してしまいます

一定のレベルまではそれぞれが長所として捉えられますが、一定の度合いを過ぎれば厄介な欠点としかなりません

それぞれが相互の要素を補完し合い、乙女座は許容度と汎用性を高めることで自らの職能や技能をより幅広いシーンで社会の中で発揮することができるでしょうし、魚座は一定の節度を設けて自制心を発揮することで、他者との現実的な関係性における持続的な共存関係を築くことができるのではないかと考えられます

そして、その4度と言いますのは、防衛的であり安定的な環境をそこで獲得するということでもありますけれども、要するに自分が安心できる持続可能性を持った環境というものが示されていると考えられるでしょう

自分が心地好く生きていくために必要な基盤を得るということであり、乙女座と魚座のこの軸においては、奉仕的な形で社会や人類に貢献しようというこれらのサインにおいて、それぞれの持つ性質の偏りを矯正しながら、乙女座は潔癖症になりすぎず、魚座は従属的で隷属的になりすぎないよう心掛けることで、自らの欠点をカバーし、自らも心地よさを感じながら奉仕精神を発揮するのがよい、というようなことが考えられます

軸の意味はちょっと無理矢理捻り出した感もありますけれども、とりあえず今日のところはそんなところにしておきたいと思います

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

サビアン

前の記事

8月23日 処暑
サビアン

次の記事

白露 乙女座16度