2021年以降の時代の変革の流れ ~風の時代のガイドライン~

この2020年は、人類史における重要なターニングポイントにつながるような天体配置がそれぞれ有機的に緊密な関連を持って生じながら、現在の地球規模の変革と混乱とをもたらしています

人類が懸念すべき深刻な事象はこれからも立ち上ってくることを覚悟しなければならないところです

そうした一方で、未来を見通す確かな眼をもって、混乱の最中にあっても時代が人類に突きつけている変革の流れの真意を汲み取り、新しい時代を切り拓いていく人間の自助努力というものが大いに求められることになるでしょう

このような大きな変革の時代というのは、多くの先進的な魂の持ち主にとっては、人類への偉大なる貢献を成し遂げることのできる非常に貴重な機会でもあります

それはありとあらゆる分野において、大きなことから小さな事柄にまで広範に及ぶのでしょうから、すべての人間にとってパイオニアとなる様々なチャンスがあるのだとも考えられます

そうした貢献と成長のまたとない機会を有効に活かすためには、人類が迎えようとしている新たな時代の輪郭を、それぞれの立場で思い描いていくことが必要となるでしょう

2021年~2023年

この2020年に起きた、またこれから起きる一連の天体イベントというのは、数百年に一度というような確率で生じるようなものとして感じられています

したがって、今年年末のグレートコンジャンクションが与える新たな風の時代への変革のショックは、少なくとも数年の間は、その余韻を強く響かせることになるのに違いありません

2021年から2023年の3年間くらいの間は、特にわたしとして気になるような大きな天体イベントはありませんけれども、今年の年末に合となる木星と土星がやがてスクエアとなる2024年からその翌年にかけては、2020年の一連の天体イベントが引き起こした事象の余韻が収まり、何らかの変革の方向性や成果などが実社会の上で明確な形で認識されてくるようになるのではないかと感じています

2021年には、木星と土星がそれぞれ天王星とスクエアを形成しますので、やはり基本的には社会への変革の波が強く意識されることになると感じられ、経済や社会のシステムの変革の意識が高まるのではないでしょうか

2022年には、魚座の24度において、海王星と木星が合となり、その影響度は中規模的なものに留まるとは言え、混乱の中においても人類は新たな夢と理想をはっきりと思い描くことができるようになるのではないか、と感じられます

この時に新しい時代の明確なビジョンが夢想的な形で大いに語られ、博愛主義的な精神の高まりをみることになるのではないでしょうか

2023年には、土星が次の魚座にイングレスしますので、変革のショックが強かったそれまでの雰囲気が一旦少し落ち着きを見せるかも知れません

2024年以降

2024年に入りますと、冥王星が水瓶座にイングレスします

この冥王星の水瓶座イングレスは、新たな風の時代に人類が本格的に対応しはじめる切っ掛けとなる非常に重要なものになるでしょう

翌2025年には天王星も双子座にイングレスするとともに、ともに風のサインに入座した冥王星と天王星は2026年から2028年にかけてトラインを5回形成します

つまりこの2026年から2028年にかけて、風の時代に対応した強烈な変革が人類の思想や文化のあらゆる側面において推し進められることになるのではないか、と感じられます

そうした時代潮流の予兆は2024年の冥王星水瓶座イングレスの頃から明瞭になってくると感じられますけれども、様々なアイデアのキャッチとそれを実現化するために要する時間を考えますと、人類は既にそうした方向性に意識のアンテナを向け始めていなければならないでしょう

2026年にはもう一つ大きな流れを暗示する天体配置があるのですけれども、それは1月と2月に海王星と土星が相次いで牡羊座に入座するとともに、2月21日には牡羊座1度においてこの二つが合を形成するというものがあります

海王星と土星の合と言いますと、非常にネガティブな捉え方をされる方もいらっしゃるでしょうし、しかもそれが牡羊座の1度となると、何かしら新しいものが非常に激しい鮮烈な雰囲気を伴って立ち現れることが予想されるのは確かなことです

この配置は冥王星と天王星の風のサインへのイングレスとトラインの形成とも連携をして作用することになると感じられますし、新しい理想的社会の実現化に向けて、古い社会を打ち壊す流れがこの時に強まるようにも感じられるところです

何れにしましても、人類の意識的な社会改革の潮流がこの辺りからは非常に明瞭になってくるものと一連の天体配置からは感じられるところであり、2028年から翌年にかけて冥王星と土星がスクエアとなることも含めて、この辺の時期には2020年を契機とする変革の流れが、より実際的な形で実社会に表れてくるのではないかと感じられるところです

前回の冥王星水瓶座イングレスについて

冥王星は公転周期が248年ですので、単純計算ではひとつのサインにおよそ20年ほど留まることになります

前回の冥王星水瓶座の期間は今から200年以上前となる1778年から1797年とされていますけれども、その期間に世の中でどのような出来事があったのかを少し見てみたいと思います

・アメリカ独立戦争:1775年~1783年
・アメリカ独立宣言の採択:1776年7月4日
・アダム・スミス「国富論」出版:1776年
・イマヌエル・カント「純正理性批判」刊行:1781年
・天王星の発見:1781年
・パリ条約でイギリスがアメリカの独立を承認:1983年
・アメリカ合衆国憲法の制定:1787年
・フランス革命:1788年~1794年
・初代アメリカ大統領ジョージ・ワシントン選出:1788年
・フランス王権の停止とフランス第一共和政成立:(1792年)
・ルイ16世の処刑:1793年

以上のように前回の冥王星水瓶座期間というのは非常に中身の濃さが詰まったものであり、中でもアメリカの独立とフランス革命という人類史上極めて大きな出来事が目につくところです

他の天体配置を考慮していないため、これらすべての出来事が冥王星の水瓶座イングレスに起因すると言うことはできませんし、そもそもはこの時に発見された天王星の象意が発揮されたものだという側面が多分にあるのですけれども、現在では水瓶座の支配星とされるところの天王星の発見が、冥王星が水瓶座に入座していた時になされたという点ではやはり相関性が感じられるものです

まあそれでも、冥王星が発見される以前の時代にその影響が世の中に対してあったのか、という疑問は残るのかも知れませんけれども、個人的問題に対してならともかく人類全般に影響を及ぼす事象に対しては、発見以前からも影響力が発揮されていたものとして個人的には捉えています

わたしの個人的な印象からすれば、今回の冥王星の水瓶座イングレスは、天王星とのトラインの形成とも相俟って、前回と同等の革新的な変化をもたらすものとなるであろうと感じるところですし、今後200年続く風の時代の皮切りに、冥王星と天王星がともに風のサインでトラインを形成するという辺りには風の時代との密接な関連性が感じ取れるところです

最後に

ということで、現在変革の混乱が収まらない最中ではあるものの、これからの中長期的な展望をざっくりと概観してみました

3年前から2020年問題として予想していた今年2020年の混乱は、それなりの確度を持って実際の動向と一致したものとなりましたけれども、当時はさほど強い自信もなかったのでかなり控え目にしか言及していませんでした

自分のことに関してはとにかく2020年を無事に乗り越えられるまでは何事も控えて堪え忍ぶという準備をしていましたけれども、今考えれば2020年に結婚や新規事業への着手などは控えるようにと忠告を発していれば良かったかなと思うところです

ということで従来のように将来の中長期的展望に基づきながらも、これからは前向きに生きようとする方々に何らかの形で少しでも役立つような内容を発信できるように意識していきたいと感じているところです

今起きている事やこれから起きるかもしれない事象にばかり目を向けていると、それだけですっかり疲れて来てしまうので、少し目線を先へと向けることで、創造的なエネルギーを自分の中に取り戻すことの重要性を感じています

今はとても強力な天体配置の大きな影響力の中にいますので、些末な天体配置に一々言及してもあまり意味はないのではないかとも思いますので、そういう意味でも未来志向的な観点からの記述を心掛けることとし、今回概観した将来の天体配置につきましても、追々深掘りしていければと考えるところです

<以上>

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