新月のサビアンシンボル 乙女座7度 令和元年8月30日

今月は二度目の新月になりますね

今回の新月は乙女座7度にて、太陽と月が逢瀬の時を迎えます

この度数は、以前に少し観させていただいたブルゾンちえみさんの出生水星の度数であり、彼女の芸風やキャラクターは、この度数の水星によって特徴づけられていると感じられ、出生太陽がこの度数(乙女座7度)に来た時期とブレイクの時期との間にもシンクロニシティが感じられたところでした
(参照:「ブルゾンちえみさん サビアンシンボルを中心に」、「ブルゾンちえみさんのホロスコープ2」)

(VIRGO 7 °): A HAREM.
(私訳):ハーレム

まず、乙女座というものを理解する時、わたしは女性同士の中で発揮される女性性、異性と対する時に発揮されるのとは異なる純粋な形の女性性、あるいは内向きな女性性といったような印象を抱きます

もちろんそれは乙女座が示しているものの一側面に過ぎませんけれども、「淑女」のイメージは乙女座の特徴を最もよく表すイメージであることは間違いありません

この7度のシンボルイメージである「ハーレム」といいますのは、日本における「大奥」と似通ったような環境である、女性だけで構成された閉鎖的な小社会ですけれども、そもそもの意味は次の引用のとおりです

もともとはイスラム教における女性の部屋(主に寝室、台所など)のこと。『厳密には「女主人の城」と訳すべき』などの意見もある。もともとは主人である女性が自由に振舞う事を許され、例えその国、社会がどれだけ男性優位に傾いていたとしても、問答無用で女性の権利が保障される「精神的な安全地帯(アジール)」として機能していた場所のことだった。(ニコニコ大百科(仮)より)

けれども、現代社会におきましては、この「ハーレム」という言葉のイメージは、甚だ誤ったものとしてイメージされている点に大きな注意を払わなければならず、間違っても誤った方のイメージでこの乙女座7度のサビアンシンボルをイメージしないようにしなければなりません

現在、ハーレムとして巷で認識されているのは、禁じられた行為を示す「ハラーム」のことであり、イスラムの国における伝統的なハーレムと、現在一般的に意識されているような、一人のモテ男性を多くの女性が取り囲んでいる状態というのは、質的にまったく異なるというよりむしろ相反的なものであり、本来的には健全なものが、極めて不健全な状態を表す言葉として取り違えられているものですのでご注意ください
(参照:『日本人が勘違いしている「ハーレム」の正しい意味(フィフィさん)』

 

7という数霊は、タロットの大アルカナでは、第7番の「戦車」や第17番の「星」ということになります

7というのは一桁の奇数の中で最も強力な突き抜ける力を持ちます

9は3で割ることができるという意味で奇数的要素と偶数的要素を併せ持つ両性具有的な数字となることから、7が最大で最強の奇数ということになります

7番の戦車というのは圧倒的な行動力であり、どんなところへも到達することができ、何ものをも征服することのできる力の突出です

17番の星におきましては、7番戦車においては自らの能動的な行いによって到達される内容が、天恵や周囲の環境からの恵みという受動的な形によってもたらされます

7番の戦車は自力本願的に願いを叶える力であり、17番の星は他力本願的な形で願望が成就される姿といった捉え方をすれば、比較的理解がしやすいのではないかと感じられるところです

乙女座が普遍的に持っている淑女的な性質がもっともよく発揮される環境というのが、その7度という度数において、「ハーレム」としてイメージされているのだと感じられます

ここで語っている女性性といいますのは、女性にだけ所有されているものではなく、男性にも所有されているものとして語られています

乙女座的性質が男性について語られるとき、その一つの表れ方としてひたむきな「献身的態度」というものをあげることができるでしょうか

この献身性といいますのは、人や組織や自分の職務といった広い事物を対象として発揮しうる性質のものです

この乙女座7度といいますのは、自分の能力やスキルを最大限発揮できるような状態となることや、そうしたことが可能となる環境が与えられる、つまりは天職や適職を得ることなどと関係していると考えられます

 

今回の新月がこのポイントにおいて浄化され更新されるということは、自分の中の意志や願望のあり方について今一度確認し直すことの必要性があるということが言えるでしょう

さて、この新月におきましては太陽と月に対して、牡牛座7度の天王星がオーブなしにトラインを形成しています

7というのは通常の度合いを超えたレベルでの物事の実現と関係していますので、そのような意味で変化をもたらす数字であるとも言えるのですけれども、そこへ天王星が極めてタイトにトラインしてくれば、ここでもたらされる変化の度合いというものが著しく一段と際だったものとなることが約束されたものとなるでしょう

その一方で、太陽と月は山羊座21度の冥王星から、オーブ1度未満で135度のセスキコードレイトというアスペクトの形成をも受けています

この配置におきましては、達成することを臨んでいる願望に、一定程度の困難さが伴われることになるのではないか、ということが考えられます

しかし、真に望まれる願望というものは、難産であることの方が普通であり、困難を突破して叶えられた願望であればこそ、望外の喜びによって迎えられることになります

ということは、これらを総合して考えた場合に、何かしら悲願的な目標や願望の達成の可能性ということが見えてくると感じられます

あなたにとって、またこの国にとって、何が何でも成し遂げなければならない悲願とは何か、そうしたことについて思いを向けることが、今回の新月を迎えるに際しての心がけとしてはよいのではないかと感じられるところです

また、太陽と月以外にも水星、金星、火星というすべてのパーソナルプラネットが乙女座において10度以内の度数に集結しているということも、今回の新月の大きな特徴となっており、何か乙女座によって象徴されるテーマに関して、何かしらの時代の変革に関わっていてもおかしくない力を持った新月となるのではと感じられるところです

以上となります♥

 

 

 

新月のサビアンシンボル 乙女座7度 令和元年8月30日” に対して1件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です