アメリカ大統領選に見る ~新たなる時代の胎動~

米国の大統領選挙につきましては、現時点ではまだ決着がつかない状況ですけれども、トランプ氏とバイデン氏の票差は大変拮抗しており、それぞれの優位性が二転三転してあたかもシーソーゲームのように伝えられているところです

選挙というものには、人の意志や心理的な要因が大きく介在してきますので、ものごとは天体配置が織りなす大きな時代の流れの中で生じるものであるとは言え、そうした時代や運命の流れに対して人間が取るリアクションを見る、という観点で選挙の成り行きを見守る必要があります

つまり、今起きている時代の変革の流れの中において、不安や恐怖からその流れに抵抗しようとする人間の心理や、反対に変革の流れを推し進めようとする積極的な意志のあり様などが、選挙結果に映し出されているのだということになりますので、わたしはあまりこういうものの結果を占うことには意味を感じません

現在のアメリカのにおきましては、トランプ氏が就任以降に推し進めてきた反グローバリズムの流れに賛同する勢力と、それに対抗しようとする勢力によって、大きく二つに分断されて相互に対立しているように見えます

そして、これは来月末に迫っているグレート・コンジャンクションによって引き起こされる、200数十年単位での非常に大きな時代変革の流れの中で、人間が進歩と退歩との狭間で大きく揺れ動いている心理的状況が非常に鮮明に浮かび上がった姿であると言えるのではないかと感じています

選挙結果の如何よりも、このような極めて強い対立が、時代変革の流れの中で人間の中に生じているという事実重視されなければならず、現在生まれているこうした対立状況は、むしろ選挙が終わってから、より先鋭的な形で表面化して社会を突き動かしていくことになるであろうという点に注意を向けなければならないでしょう

9月の下旬に書きました「グローバルスタンダードと多様性 ~風の時代のガイドライン~」という記事の中におきまして、わたしはこれまでの地の時代には一貫してグローバリぜーションが推し進められ、その流れが現在変わろうとしていることについて触れました

受動的サインが主導的な地の時代において男性原理的な文化が強められ来ましたけれども、新たに迎えようとしている能動的サインが主導的となる風の時代においては、わたしは女性原理的な文化が強まるものと予想しています

何故この様に受動的サイン下における能動的文化、能動的サイン下における受動的文化というような相反的な流れが起きるのかにつきましては、陰と陽という対極的存在というのは常に、自分の中にはない要素を対極的な存在から補完しようと強く働くからであると理解しています

女性というのはより霊的・精神的な存在であり、男性というのはより物質的存在としてあります

女性は自分の中にない物質的なもの、つまり経済力や肉体的な力などの有形的なものを男性に対して求め、男性は物質的存在であるのでそれらを与えることが出来ます

男性は自分の中にない霊的・精神的なもの、つまり愛や慈しみなどの無形的なものを女性に対して求め、女性は霊的・精神的存在であるのでそれらを与えることができる、というようなことです

これは単に原理として言っているので、実際の男女が必ずそのようであらなければならないと言っている訳ではありませんけれども、やはり一般的にはそのような原理に基づいて男女というのは強く相求め合って関係性を築いているように見えます

ちょっと話が横道に逸れましたけれども、単にこれまでのグローバリズムへの反動としてアンチ・グローバリズムを標榜するのであれば、過去の保護主義的な流れに退歩してしまう可能性がありますし、かといってグーローバリズムというのはより強い力あるものが常にルールを決定することにより、格差を拡大させる傾向を持つものであってやはり問題性があります

特に、中国共産党のように他の後進国に対して、グローバリズムの悪用によって経済的・政治的・軍事的な支配を確立し、その果てに世界の覇権を狡猾にせしめようというような存在があるからには、どうしてもこれまでの地の時代に優勢であったグローバリズムの流れを根本的なところで見直さなければならないでしょう

我々はこれまでの地の時代の流れを単純に否定したり、反対に現状維持に留まったりしているべきではなく、新しい視点に立って新しいあり方や進むべき方向性を試行錯誤して見出して行かなければなりません

現在行われているアメリカ大統領選挙を通じまして、時代の変革の渦中において、人類が産みの苦しみを味わいながら新たなものを生み出していくプロセスの胎動が、いよいよはっきりと明確に世の中に現れてきている、というように感じることができるのではないかと思う次第です

以上です

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