今上陛下の進行の新月 ~天皇誕生日を祝して~

前回(昨日)の記事におきまして、天皇を中心とする現行の日本の国体の始原図として東京星図を読み、国家元首などを表している太陽に経過の天王星が3度コンジャンクションすることが確認され、日本がこれから迎える向こう一年間におきまして、国家の中心的部分にかなり大きな変革がもたらされる可能性というものについて考察をしてみたところでした ※(参考)「東京星図を始原図として読む ~日本の変革の可能性~」

<牡牛座19度における経過天王星と東京星図の太陽の合>
 ①2022年7月23日 ②2022年9月26日 ③2023年5月2日

そして、本日は折しも天皇誕生日ということですので、今上陛下のチャートの確認を行ってみたのですけれども、奇しくも今年の10月1日に、今上陛下は進行の新月を牡牛座の数えの6度で迎えられるということにあらためて気づきました

進行図における新月や満月というのは、わたしがこれまで確認した中では、人生における非常に大きな出処進退の時期と重なることが多いものと認識されています

しかも、東京星図において示される日本の変革のタイミングと、日本の元首たる今上陛下の進行の新月とが同時期に重なって生じるということは、先日考察した日本の変革の可能性に関して、それが明確に生じるであろうことの確実性を大きく高める材料となると見做すことができる訳です

進行の満月も新月も、共に人生の大きな節目を形成するタイミングと符合することが多いのですけれども、その例といたしましては、一昨年の2020年9月16日の安倍総理の辞職に際しては、その直前の7月上旬に迎えていた進行の新月の影響が色濃く出たものとして過去記事にて検証を行っていました

安倍首相の進行図においては、先月の7月4日頃に射手座の3度にて新月を迎えていことが分かります

進行図におきまして、2017年の10月末頃に進行太陽が射手座にイングレスし、今年の4月中旬頃に進行月も続いて射手座にイングレスし、先月の初旬に進行の新月を迎えた、ということになります

今回の辞任は本人の個人的な都合によるものですので、このように進行図において新月となったことの影響が非常に強く及んでいるものと考えて間違いはないでしょう

進行図の新月は非常に大きな人生上の節目を形成する場合が多くあると感じられています

安倍首相の辞意表明について」(2020年8月28日

また、上皇陛下の譲位に際しましても、上皇陛下が最初に退位の意向を表明されたのは2016年8月8日とされておりますけれども、そのほんの数日前の2016年の7月30日に、やはり進行の新月を迎えられていました(※その後実際の譲位は2019年4月30日になされました)

私の個人的なケースにおきましても、進行の満月の直前に早期退職をするという流れとなっておりました

今上陛下に関しましては、向こう一年位の間にお辞めになられるような可能性というものはほとんど考えられない訳ですけれども、ご自身の在り方を一新されるような新しいスタートをお切りになられる可能性ということが大いに考えられるところです

また、今上陛下の進行の新月が生じる今年の10月1日の経過図を確認してみますと、東京星図の太陽の位置と同じ牡牛座の19度に経過天王星がほぼオーブなしで乗っかって来るとともに、経過の天王星と獅子座19度の出生の天王星とがほぼオーブなしにスクエアとなる他、水瓶座の20度の経過土星が獅子座20度の出生Ascとほぼオーブなしにオポジションとなっていますけれども、経過の天王星と土星、それにオーブ1度弱で合している出生の天王星とAscとの3点にて、タイトにT字スクエアが形成されるということになります

この時の経過の土星はAscとオポジションであるということは、同時にDscとの正確な合ということになりますので、このT字スクエアはこのタイミングで天皇の対外的な在り方が一新されるような何かがもたらされる可能性というものを感じさせるものではないかと考えられるところです

進行の新月が生じます牡牛座の数えの6度のサビアン・シンボルは、この新月の影響を考える上でとても重要なものとなってまいります

(TAURUS 6 °): CANTILEVER BRIDGE ACROSS A DEEP GORGE.
(私訳):片持ち梁橋が深い峡谷に架かっている。

「カンチレバー橋」出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

カンチレバー橋(かんちればーきょう、ゲルバー橋、片持ち梁橋、英称:cantilever bridge)は片持ち梁、片側だけで支えられた空間に水平に突き出る構造を使って作られた橋。

 

数霊の6はタロットの大アルカナでは第6番の「恋人」であり、出会いと選択とを意味しますけれども、これは新しい環境や人との出会いにおいて、何かしらの選択に迫られるようなシーンであり、場合によっては何も選択しないという選択もあり得る訳ですけれども、いずれにせよ何かを選択したあかつきには、その先にはまったく新しい生活、新天地が待ち受けていることになるでしょう

峡谷に架かる橋というイメージには、その橋を渡るかどうするかという決断が伴うことに加えて、橋を渡ったその先には新しい可能性が広がっていることが暗示されているのではないかと感じられます

今上陛下のお立場で考えれば、例えば国民というパートナーとダイレクトに結びつくという選択もあれば、国民との間に介在している政府との関係性の方を重んじるという、戦後のこれまでの在り方に近い形での選択というものが考えられるのではないでしょうか

個人的には、願わくば国民の統合の象徴たる天皇が、国民との心情的なつながりをより一層強く意識して忌憚なく振る舞われるような形で、前回の東京星図の太陽と経過の天王星の合以降にもたらされた、戦後のこれまでの控えめな在り方が、今回の新たな合を契機に刷新されるような流れというものを期待したく思います

そのような流れが生じて来れば、現在のように政府と国民との間で不信が高まり、双方の間に亀裂が生じつつあるような状況を一変させ、国民の間に新たな一体感と活力とを取り戻すことが可能となるのではないかと感じられるところです

日本の現状と言いますのは、今やすっかり先進国とは言えないようなところにまで国力が落ちぶれてきてしまっているのですけれども、そうした現実に未だ多くの国民が気づけてすらいないような状況にあります

そうした中で、日本人が一致団結して再び国力を盛り返していくためには、日本という国の中心に天皇という存在がしっかりと存在していることの真価というのが、これからの未来の新しい日本の再建に向けて発揮されていくことが必要なのではないかと感じられるところです

ということで、今回の記事は二日連続となってしまいましたので短い内容に留めておきますけれども、偶然にも前回と非常に関連性の強い内容となるとともに、天皇誕生日に相応しい内容の記事とすることができたかも知れません

 

昨日の記事も、これからの日本に関して重要な内容が含まれているものと思いますので、まだお読みでなかった場合には、関連記事として当該記事をぜひお忘れなくお読みいただけますよう、御贔屓の読者の皆様にはよろしくお願い申し上げたいと思います(参考)「東京星図を始原図として読む ~日本の変革の可能性~」

今上陛下の進行の新月 ~天皇誕生日を祝して~” に対して3件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です